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カラスさんの魔動装兵クラインハーゼの長文感想

ユーザー
カラス
ゲーム
魔動装兵クラインハーゼ
ブランド
Triangle
得点
90
参照数
2345

一言コメント

ロゼがエロかわいくて最高です!

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

今までの魔法戦士シリーズと比べると、本作はややシリアスよりということになるだろう。
鬼震兵は無言でキモくてでかくて怖いし、おまけに男兵士は食べちゃうし、何しろ戦争だし。
そのおかげで、Hシーンそのものに、悲壮感というか、独特の殺伐さというのが加わっているのがとても新鮮。
戦争であるが故のHシーン、戦場であるが故の雰囲気。
周囲は、ドンパチやってるっていうのに、鬼震兵にとっ捕まって、延々と犯される、戦場の仔ウサギ達・・・・・・・・・。
これが、良い。
触手にからめとられて、それでも諦めずに銃を撃って勝機を窺うのだけれど、
結局、快楽に流されちゃったりして、はあ・・・、君達はなんて可愛いんだ!

魔動装兵というのは要するに、特殊な兵器・兵士としての扱いで、
周囲には、当然のごとく正体が判明しております。
しかしながら、たくさんの鬼震兵を屠ったエースとして、選ばれし戦士としての尊敬を受けています。
変身自体も、ひとりでノコノコ戦場に出向いて「変身」ってやるわけではなくて、
施設というか、装置みたいなものを使って変身し、そして、戦場に出撃するという手順を踏んでいます。
変身ヒロインそのものが、軍隊というシステムの中に組み込まれているという設定です。
俺らはあくまで戦争をやっているんだ、という世界観です。
そういった、細かいところに気を使った戦争描写・戦場描写が、
ああ、これは戦争なんだな、ここは戦場なんだな、という実感をプレイヤーに抱かせることに成功しています。
これは恐らく、スタッフに軍オタが多いからでしょう。
確かライターの反事象さんは、旧独軍好きだったような・・・。
ま、そんなこともあって、戦争モノであると同時に、変身ヒロインモノであるという、独特の雰囲気を作り出すことに、見事、成功しています。



メインは二人。

ロゼ・リリエンタール
可愛らしい外見のロリ巨乳ヒロイン。
いわゆる元気系ですね。かわいいです。エロかわいいです。
エロかわいいといっても、彼女自身は、自分の身体のエロさにほぼ無自覚でして、
天然なエロスがただよっております。
例えるなら、山深き清澄な湖で取れた魚のような、
養殖物とは一味違う天然物の良さ、
彼女からはそういったものを感じます。

ルルン・ヒルデガルト・ラムシュタイン
ロゼとは正反対に、高貴なお姫様タイプ、というかホントにお姫様です。
しかもツンデレです。ちょっぴりツンツンしています。
ほどよいツン度合いでかわいいです。
彼女、その境遇もあいまって、芯が強そうに見えますが、
どちらかというとそういった風ではなくて、
強そうに振舞っているけれど、内面は脆くてぽっきり折れやすい、という感じです。
というか、Hシーンだと良く折れてますね。



さて、ストーリーについてですが。
意外になんというかしっかりしているというか、いい意味で普通というか、
戦場でともに戦ううちに、ヒロインとの絆が芽生え・・・、
最終的にはラスボスを倒してめでたしめでたし、と。
終盤、なぜか熱い展開になって、まるで戦争映画を観ている気分になったり、
ロリな中隊長が演説を始めたりしますが・・・、
とりあえずハッピーエンドのロゼが可愛いです。
個人的に評価が高いのは、きちんと日常描写をしてくれるところ・・・、
例えば、ロゼが食事当番のシーンとか、定番といえば定番だし、ありがちといえばありがちですが、私は好きです。
それからあれね、初めて鬼震兵に陵辱された後の描写がすごくよい!
みんながみんな、腫れ物を扱うような繊細な手つきで扱って、とても気を使うという・・・。
ああ、この娘は汚れちゃったんだな、心も体も汚されちゃったんだな、という実感が胸にせまって、興奮します。
特にまた、ロゼが健気なんだ!
小さくガッツポーズを決めちゃったりしてね、じつにいい。
強がって私は大丈夫などと小声で呟く姿に激しく萌えます。
もっともっと酷い目にあわせて、その瞳から希望の火を消し去りたいというS心が燃え立つのです!
こういったシーンをきっちり描写してくれると、陵辱がより引き立って、いい感じですね。


ああ、陵辱が引き立つといえば、ハッピーエンドね、これを忘れてはいけない。
ハッピーエンドがいいんですよ!
こう・・・、心がほっこりする感じで。
ハッピーエンドを回想した後に、おもむろにHシーンを回想したりすると、そのギャップにすごく興奮します!
特にバッドエンドね!
あれは良い。
二人とも良い。
本当に良い!
絶望感あふれる救いの無さと、ヒロインが諦めちゃう感じが、すごく良いです!

ロゼの場合はエロ実験!
診察台みたいなものにくくりつけられて、延々エロい実験をされてしまうというシチュなのですが、
実にエロい!とてもよい!
心では頑張ろうとしているのだけれど、身体のほうが反応して、みたいな・・・、
で最終的には利尿剤を打たれて、失禁しながら絶頂するというのが最高です!
CGも凄く良くて、思わすおっぱいを鷲づかみたくなるような、やわらかさとふくよかさがたまりません。

ルルンの場合は、偉い人たちに輪姦!
これね、いちいち罵られるんですよ。こんな高貴なお姫様が云々みたいな感じでね。
でそのたびに、ルルンは、私は負けないっ!、みたいなテンプレ台詞を言ってくれるんですが・・・、
いいですよね、お約束とわかっていてもいいものです。
・・・で、最終的にはほぼ諦めちゃって、仲間の名前を、一人ずつ呼び始めるんですよ。
この時の力の無さ、心も体も折れてしまいました感が実に良い!
ああ~、折れちゃった、折れちゃったんだなルルン、って感じです。


Hシーンはだいたい和姦と陵辱が半々で、
肝心の陵辱シーンも、そのほとんどが鬼震兵による触手責めです。
なのでバリエーションが少ないというのが、致命的な欠点として指摘せざるおえません。
鬼震兵に丸呑みにされる場合と、戦場で犯される場合と、大雑把に分ければ2パターンあるのですが、
正直、どれもこれも似たようなシチュに見えてしまうのは残念です・・・。
とは言っても、エロいかエロくないかといえば、断然エロいと思います!
味方は負け戦で、硝煙ただよう戦場の中、
鬼震兵にとっつかまって、犯されてしまう仔ウサギ・・・。
羞恥とか恥辱とは違った、一味違う良さというものがあります。
Hシーンそのものに、殺伐とした悲壮さのようなものがあって、
これは、この作品の持つ独特の魅力です。

しかしまあ、Hシーンそのものは、よく考えれば変なんですよね。
何しろ鬼震兵の皆さんときたら、
何も言わずにただ無言で犯すだけなので、
そのあいだ魔動装兵が、ほとんど一人舞台という感じでひたすら実況中継しまくるという、
冷静に考えると、ちょっと変なHシーンです。
でもまあ、そんなこと言ったら魔法戦士だって十分変ですしね。
こういうのは、気にしたら負けです。(笑)



総じていってこの作品、かなり私は満足しました。
しかし、満足した分だけ不満も多いです。
ここをああすればいいのにとか、こうすればいいのにとか・・・・・・・・・。
それもこれも、この作品が好きだからです。
雰囲気が好き、Hシーンが好き、そして何よりもキャラが好き。
だからこそ、だからこそ言いたい!
Hシーンのシチュのバリエーションの少なさは何とかならなかったのだろうか、と。
味方クズ兵士に輪姦、とか色々あるじゃないですか、ねえ・・・。

あっそういえば、魔法戦士シリーズではおなじみの、
エロ告白が無かったのも本当に残念。
鬼震兵に犯された後に、軍のお偉いさんに呼び出されて、
詳細に報告せねばならない、という設定にしたらオッケーじゃん!
で、報告してるうちにだんだん気持ちよくなってきて、潮を吹いたり失禁したりして、
軍の偉い人から、蔑むような目で見られてしまったりするわけですよ!
いや、見られるだけじゃなくて、ぐさりと心に突き刺さるような一言を言われちゃうっていうのもいいな。
「淫乱な仔ウサギめ。」
「もしや、気持ちよくなりたいがために、わざと負けてるのでは?」
「軍のエースが、変態だったとはな!」
と、こんな風に罵られた挙句、
私ってば本当に変態・・・、
もしかしたら、私は犯されたいがために負けているのかしら、自分でも気づかないうちに・・・、
と、自身の敗北を屈折した形で肯定し始め、今度は、戦場でわざと負けて犯されてしまう!
そういうのって、素敵だと思います。

あと、ふと思いついたんですが。
銃のトリガーを引くと、それだけ性感が増大して気持ちよくなってしまうというのはどうでしょう!
鬼震兵に囚われて、脱出しようとして銃を撃ったら凄く気持ちよくなってしまい、
あらぬ方向に銃を撃ちながら絶頂を迎えてしまい、ふと気付いたら残弾がゼロになってたりして、
で、敵を倒すためではなく、自分が気持ちよくなるために銃を撃ってしまったことに気づき、
もう私は戻れないんだな、などと、心の中で敗北を肯定するヒロイン・・・とか、
素敵だと思います!