森崎亮人先生ワールド炸裂というところでしょうか(リバコロしかやってないからアレですけど
明晰夢というものをテーマにしたお話で、不思議の国のアリスとキャラクラーを繋げているというのが、この物語の特徴です。覚えていられる夢の世界を人と共有できてしまい、ある程度好きに改ざん可能という、何でもアリな世界のお話なので、人を選ぶかもしれません。
森崎先生が書かれたリバースコロニーと基本的に設定やシナリオの構造は似ていると思います。あっちは電脳の世界を好きにできるサイバーウォーカーの能力を持つ主人公の遠い未来の話、ハピメアは夢の世界を好きに出来る主人公のアリスインワンダーランド的世界の話という。まあ、ファンタジー要素の強いお話です。
途中ダレる場面もありますが、基本的にはシナリオにグイグイ引き込まれ、一挙に最後まで~やってしまいました。
世界観、設定、キャラクター、テキスト、グラフィック、音楽といったものは素晴らしいものでした。
ただ、オチはどうかな、、、といいますか、リバコロと同じ展開に少しげんなりといいますか、、、
オチをかたるので
ネタバレ注意!!
いや、リバコロではシステムアズライトがソージに見せたシュミレートというのが、アズライト以外のルートの扱いだったのですが、ハピメアでもトゥルー√以外の全ての√は繰り返し夢の世界で起きた出来事の一部だったという扱いで、結局最後の√以外はなかったことになっているのが、共通していて、そこが残念な部分です。
そもそも、エロゲというかアドベンチャーゲームって、漫画や小説、アニメなどと違ってIF√というか、パラレルワールドが基本だと思うので、そこが魅力なわけです。なので、それぞれの√が有るものとして扱っていただきたいなと。
好きなヒロインとの世界をなかった事にされるのはどうも。。。
まあ、結構たくさんあるんですけどね、そういう作品。
でも、すごく楽しめたので高得点にしてます。
また、後日ブログにでもいろいろ書きたいなと。