いつものその花です
商業化、インターバルの短さからプレイ前は一抹の不安がありましたが、箱を開けてみるといつものその花で安心しました。
ミカ乙女で回収しなかった璃紗の両親の再婚問題が話の核となっています。
ミカ乙女をプレイしたときも思いましたが、JUNさんシナリオは展開がうまいです。
風邪引きからの愛情確認と、美夜の心配と璃紗の決意、そして親子の和解への過程は今までのその花の中でもかなりの良展開でした。
過度にシリアスにしない、というその花のお約束から今回も何とか問題が解決するのかなー、と想像していましたがここまできれいな流れで解決されるとは思っていませんでした。また、璃紗の新両親のおかげで二人の将来のまで考えられるようになったのはよかったです。学校という狭い世界で終わらず、将来まで考えていく二人は応援したくなります。
そういえば今作の時間は春休みから４月初めの期間となっており、冬に出たドラマCDや同人誌の話がちらちら出てきます。それらのおかげで登場から１年もたっていないこのコンビですが、他の先輩方に負けないぐらいキャラ付けされてきたと思います。そういった他の媒体の話が本編に入ってきて世界が広がるのがその花のいいとこですよね。
最後にシステム設定が変わってバックグラウンドに入れても強制終了しなくなったのは進歩ですね。要望出してたけど一向に改善されないんでもはや諦めてました。