ED数の多い鬱ゲーにしては短くまとまっている
ED数は16ですが、無駄なバトルシーンなどのテキストが無く、よく纏まっていると思います。
作品によっては全てのED見るのに無駄に時間が掛かる鬱ゲーがありますが、本作は10時間もあれば全て読めます。
ただし鬱ゲーとは言っても、その要素は薄いです。
確かにルートによっては主人公含めて何人か死にますが、鬱ゲー苦手な人にも十分お勧めできるレベルだと思います。
そのため、人によっては物足りないと感じるかもしれません。
各ルートを読み進めるにつれ、主人公の過去、ヒロインの過去、そしてこの館の謎が明らかになるわけですが、全てのルートを読めば基本的に疑問点は消えると思います。
ED分岐は選択肢による単純なツリー状の分岐だけであり、ヒントもありますから、特に困ることは無いと思います。
欠点としては、
・テキスト表示が重くなることがある
・スキップが遅い
という点くらいですかね。
音楽もよく、シナリオそのものもよく練られていますから、次回作に期待です。