ノーマルエンドは暗そうなので、全トゥルーと白夜エンドまでプレイし終えたので長文を修正。前作同様満足満腹満点な出来。ただ、個人的に陵辱や寝取られは苦手なので少しだけ下げています。
ノーマルエンドや陵辱シーンは未プレイですが、見る気は無いので感想を修正。
前作の機械仕掛のイヴが非常に面白かったので、久々に新品でゲームを買ってしまいました・・・。
体験版をやればわかりますが、通常時の動きの演出がすごい。
立ち絵の移動やアニメの組み合わせで、非常に躍動感があります。
ただ、ここまで細かく作ってしまうと、テキストとの齟齬が逆に目立ってしまうのも事実。(血を噴出しているはずが普通だったり、脇に人を抱えてるはずがそのままだったりと・・・。)
想像で補完するのが当たり前なADVでは贅沢な悩みかもしれませんが・・・。
音声や音楽に関しては今のところ不満も無くおおむね満足。
最終戦や要になる戦闘では、前作同様、歌が流れます。
盛り上がりますし、個人的に好みの演出ですが、
最終戦よりも共通ルートの番の玉繭の方が盛り上がってしまったというのが個人的な感想。
カードバトルは相変わらず運頼みな部分もありますが、一斉攻撃や入れ替えのお陰で、前作よりはチャンスをモノにしやすくなり、ストーリー上負けても問題のない戦闘も勝ちやすくなっています。
ただ、勝ったとしてもその後のテキストに全く反映されない(例えば、上位の相手にバトルで勝っても負けても、相手は余裕綽々で見逃してもらうという流れのままであったりと)ので、ストーリーが問題なく進む場合、がんばって勝とうという気にならないのが残念なところ。
ゲーム部分が売りになるゲームであることと、前作ではキチンと勝ち負けによる差異があったように思うだけ残念。
国政部分については、一応国防という値があるものの、普通にシナリオを選択していれば気にすることも無く、前作の開発部分のように考える余地も無いため、全くゲームという感じはしないです。
ボリュームについては満足というか・・非常に長い!前作同様、社会人泣かせですね。
シナリオ全般に関しては、基本的には萌えますし燃えますが、前作のような和むような楽しさはほとんど無し。
まあ設定上、シリアス・陵辱よりになり、全体的に悲壮感があり、少し暗めになるのは仕方の無い部分かとは思います。
陵辱や寝取られは苦手なので個人的にはつらいところですが、戦闘で負けなければ避けられるのも多いですし、最初の夕凪はストーリー上仕方が無い・・・のかもしれないのですが、やっぱりそれ以外の方法でストーリー展開を考えて欲しかったところです。
ヒロイン4名で年長組2名とロリ組2名で大きく分岐し、選択により各個人に分岐します。
キャラは年長組の方が好みなのですが、ストーリーとしてはロリ組の方が話の真相にたどり着くため、コチラが本筋という感じです。
特に那爪については、一番の盛り上がり部分が共通ルートになってしまっているため、個人ルート後は1番パッとしません。
パッケージ的にもメインヒロインと思われるだけに少し残念。
当初は敵役の7人衆に対して、圧倒的に弱いものの、ゲーム中に成長し、最終的に凌駕する事に関しては、それほど強引なことも無く、描けているとおもいますが、敵の方が強い→気合で限界突破→さらに気合で→さらに限界突破 という描写が少し多すぎる気が。
韋駄天やらなんやらで体の限界が限界がといいながらも無理をし続けるのは、流石に度重なると冷めてしまいます。
少年漫画的といえば聞こえがよいですが、もう少しなんとかならなかったのかなあと。
主人公に関しては、魅力的ではありますが、前作の主人公に比べると色々と常識に縛られており、前作の(AIに対して等の)常識外な懐の深さを見せる主人公と比較すると器が小さい感があります。
あんまり突拍子も無い主人公にしてしまうと破綻してしまう可能性もあるので仕方の無いことではありますが・・・。
敵役に関しても、キャラ数は増えたものの、各個人の魅力はイマイチ。前作のホムラのように魅力的な漢タイプの悪役がいないせいでしょうか。
白夜に関しては、背景も十二分に描けていて、納得の出来る悪役であるのに対して、他のキャラはそこが浅く感じます。
まあメイン敵キャラが7+αもいるので、一人一人に十分な設定・描写をするのは無理があるかもしれませんが・・・。
自分の中で前作のイヴの評価が非常に高かったため、比較ばかりの評価となってしまいましたが、色々な所で前作よりパワーアップしています。後は陵辱&寝取られ風味になってしまったところが嗜好に合うか否かで評価が上下するのではないでしょうか?