声は無し、システムも非常に使いづらい、原画も癖がある、途中のレースイベントのせいかテンポも悪い等、目に付く点はいっぱいあるものの、あまりにも面白かった。ギャグ:バカップル:シリアスが7:2:1くらい?のバランスも個人的にはよかった。Maronの作品は初プレイだったので笑いに耐性が無かったからかもですが、満足度で100点。
攻略とは関係無しに、全部の選択肢を選んだゲームは初めて。
それだけ文章が面白く、選択肢毎の主人公や周りの言動を見たくなった。
音声が無いこともあり、最初にやり始めた時には名前とキャラが一致せず苦労したものの、1人目をクリアするころには脇役も含め、皆魅力的に感じてました。
ゲーム開始後しばらくして、いきなり魔王がどうのこうのというトンデモ設定の話になったり、どのルートも突然シリアスな展開になったりと、場面による落差が激しいものの、ギャグだけで終わる作品はどうしても最後の盛り上がりや〆に欠けると感じる派なので、個人的にはバランスには問題無し。
基本的に共通のギャグ(時々シリアス)→バカップル化→終盤シリアスな展開となる問題が発生→解決→ハッピーエンドという流れになっており、解決の部分は非常にご都合主義。
まあリアリティを尊重して鬱になるようなゲームの方が苦手なので構わないのですが、あまりに簡単に解決しすぎる感があり
特に、月乃と雛梨シナリオではそう感じました。ボリュームはさほど変わらないものの、萌波ルートや小雪ルートではさほど不満が無かったのは説得力の有無かな?
エステリアルートだけは少し問題点となる焦点が違う感じでした。
バカップル化部分については、どのキャラクターのルートでも非常にニヤニヤできます。
ヒロインは6人でハーレム等は無し。一応バッドがあるものの他の作品をやってないため(?)全く理解できないバッドでした。
キャラクターの好みを除けば、どのヒロインも非常に魅力的に描かれており、最初は興味の無かった月乃等も、他のヒロインルートをクリアする間に十分魅力的になりましたし、個別も楽しめました。
共通ルートも長いですが、個別ルートも十分ボリュームがあり、「ストーリーが一緒でヒロインだけが違う」といった展開でもないので、全キャラクリアするまで十分楽しめました。
ただ、一言でも書きましたが、レースシーンが個別になっていることもあり、非常にメンドクサイ。
主人公を含めサブキャラクターも非常に魅力的で、正直、女性キャラクターは全て攻略対象にして欲しい!と思うほどでした。
特にしょーちゃんルートが無いのは不具合としか思えない。。。
どのヒロインのルートも楽しめたこと、十二分に笑わせてもらったこと、ボリュームも十分あり、満足度が非常に高かったことから100点としています。