久々に100点の満足感がありました。ここまで深いシナリオとは思いませんでした。開発(経営?)SLG部分もバトル部分もよく出来ていて遊べます。悪い部分を探せばいくらでも出てきそうではありますが、ゲームとしての満足度で100点を。
一言では軽く書いたゲーム部分について。
開発&経営SLG部分については、ちょっと厳しいバランスかな?と。秘石の色によって解読の効率が変わりすぎるのですが、完全にランダムっぽいので運に左右される感じが。
開発できる日時指定があり、知らないうちにリストから消えていたりと事前情報が無いと厳しい部分も。繰り返しプレイをしていると飛ばせるバトルと違い少し面倒。解読>開発>モニターという流れでHシーンに突入ですが、流石に淫具75は多すぎな気が・・・。色々なシチュエーションになっているものの流石に飽きてきます。
バトル部分については、ジャンケンのカードバトルで非常に理解はしやすい。特殊カードや個別のスキルカードの数が結構多いので、最初は大変そうかとおもったものの、別に覚えきらなくても問題はないですし、やってるうちに掴めます。
相手のカードは表示され、かつ、相手が先に出してくるので、ある程度は先読みできます。ただ、運任せになる部分があり、かつ、一撃で敗北するような場合もあるので、運が悪いとイライラするときも。
一度クリアすれば、おまけのバトルモードのLVを引き継げるので、ここで60まで上げれば(本編はMAX60)バトル自体は問題なくなります。(それでも各ルートのラストはまける可能性のあるバランスですが・・)
一度勝ったバトルはスキップできるので、各ヒロインのノーマルエンドクリア後にトゥルー用に再プレイしてもほとんど飛ばせるので問題なし。
シナリオについては、4人のヒロインにグッドとトゥルーがそれぞれと、九音エンドと単なるノーマルエンドの10種類(自分はノーマルは見なかったですが・・・)
ヒロインはAI2人と人間2人なのですが、ヒロイン自身は皆魅力的ではあるものの、お話の特性上、どうしてもAI>人間になってしまいます。
特にファムはヤバカッタ・・・自分はどちらかというと年上スキーな属性のはずが、危うく変な属性が目覚めかねないヤバさ!
総合的に見た場合はやはりメインであるティエラのトゥルーが1番納得の行く出来でした。
ラストも盛り上がりますし、ケンジやイシュタルが救われる唯一のルートですし。
ハーレム・・は難しいかもですが、ティエラとファムは同時でもよいのでは?と少々残念だったり。
敵側のSEAの面子もきちんと動機・背景・思想が描かれており、ほとんどのキャラについてはその立場にいることと行動に納得できます。
敵対し続けるケンジについても言動に考えが表れてます。
カールもファムルートをクリアすればよく理解できます。
ホムラはどのルートでも良い脇役でした。
ナギについては燈子ルートではある程度お話もありますが、少し描写不足な感が。
燈子ルートでは唯一主人公が個人的にイシュタルと交わるルートなので、そこら辺の話が広がればうれしかったかも・・・。
長々と書きましたが、九音ルート等、一部を除けば暖かくて楽しい日常と、燃えるバトルと萌えるヒロインとの掛け合いが楽しめる良い作品だったかと。
次の天ツ風も期待しています。