確かにこの巨乳はふぁんたじー 最近シナリオゲーではHシーンを、抜きゲーではシナリオ部分をスキップすることが多かったですが、コレは両方楽しめた。正にエロゲー。
全くもってタイトル通りの作品ではあるものの、ある程度シナリオも練られているので、納得なような、もったいないような。
人の良い主人公が自分で望んだわけでもないのに出世していくという、よくあるお話ではありますが、運だけでなくキチンと考えも持っていたり、エロゲ主人公らしく最後は欲望には負けるものの、最低限葛藤してるあたりといい、非常に好感度が高い。
メインヒロイン4人＋サブ2人という感じで、4人のヒロインでそれぞれルートで分岐して、途中で終わってしまう感じで、ハーレムルートがトゥルーという感じなものの、裏設定が分かるのはシャムシェルルートのみであったりと、どのルートでもキャラと会話が違うだけで他は同じといったよくあるパターンにはなっておらず、飽きずに最後まで楽しめるかと。
個人的に年上＆巨乳キャラが好きなので、どのヒロインも非常に魅力的。よくいるタイプのサッキュバスなのに、絵の力もあってかシャムシェルも非常に可愛かった。
ちょっとひっかかるのは、アイシスが主人公に惹かれて行く過程がアイシスルートよりもハーレムルートの方が自然な感じがするのと、ルセリアがイキナリべたぼれ状態なこと。特にルセリアとは序盤で出会うシーンがあるのであれば、そこで王女とは知らずに何かしらの行動をとって惹かれるきっかけとなるようなエピソードが欲しかったなぁと。
どうでもいい悪役やら、兵士やらにまできちんと声と立ち絵があったりというあたりは、手を抜いてない感があって非常によかった。
自分はどちらかというと処占嗜好があるので、このゲーム、処・占どちらの観点でも引っかかる部分は多くあるものの、それを補ってあまりある良作だった。
ちょっとパイずりシーンが多すぎますが、タイトル的にもしかたなし・・・。
--以下 おもっきしねたばれ含みます-------
ただ、1番盛り上がるハーレムルートではあんまり主人公の魔族やら手やらの設定が出てこないのはやっぱりちょっと残念な気も。
てっきり宰相もそっち関連かとおもったら、単に結界やらを張ってるだけの知的労働者で最終バトルがイマイチ盛り上がらなかったりと、ちょっと残念。
まあ、戦闘描写もほとんど無い作品なので、バトルに期待するのは間違えているとはわかるが・・・。それでも、性格と人望と知性のみで困難を打ち破る辺りは非常に痛快で燃えますが。