サイコー梅子先生サイコー
多くの人が批評を書いているので、シナリオやらなんやらを書いても仕方ないのですが、とりあえずの心の叫びは一言の通り、サイコー梅子先生サイコー。
キャラ絵も声もきちんと年上っぽい教師キャラはサイコーです。
マイナスポイントを言い出すとキリがないとは思うものの、ボリューム/質ともに十二分。
ただただ長いだけの退屈なゲームでもないし、ファンディスク前提の手抜きな雰囲気も無く、全力投球で作っているのが見えるのは非常に好感度が高い。
正直、このゲームよりよっぽどボリュームが無いのにファンディスクでサブキャラ攻略させて更に巻き上げようという気まんまんな作品が多い中で、かつ、ファンディスクを考えても批判が来ないであろう作品で、オマケ程度とはいえ、男キャラ&千花&真与&梅子ルートがあるというのは正直スゴイと思う。
(個人的には梅子ルートはファンディスクでもいいからメインヒロインと同程度のボリュームが欲しかったですけどね!!亜巳・辰子・マルギッテ込みでFD希望!)
しかし、アフターシナリオにクリスシナリオが無い点だけは大いに不満!(マイナスはしませんが・・・本編でものすっごいデレっぷりだからだろうか・・・。)
他の人の批評を見ていると、政治ネタ・時事ネタと叩かれそうな部分が多いのも事実ですが、正直それほどこだわりも無いので、気にならなかった。
又、豪華声優陣でパロディネタが多いという評価も良く見るものの、声優には詳しくないため、どこがパロディかも分からず、余り気にならなかった。逆に、メイン/サブキャラ、男/女ともに、声のおかげで魅力アップしているキャラが非常に多かった。具体的にはクリス・一子・由紀江(というか松風)・クッキー・スグル・育郎・準・釈迦堂といった辺り。特に一子は設定的には好みじゃないものの、絵+声でかなり魅力↑した印象。
これだけキャラがいて死にキャラがいないのもスゴイ。
百代ルートでは、百代のジョーカーっぷりが失笑モノだったのは事実ではあるが、最終ルートでは限定状況でのそれなりの緊迫感(というほどのものでもないが・・・)もあるし、バトルモノとしてはともかく、雰囲気と勢いでの燃えゲーとしてはそれなりに楽しめた。
主人公についての評価だけは正直微妙。
あまり軍師として有能とは見えず、底の浅いキャラに見えた。ただ、特別不愉快ということもなく、可も無く不可も無く。説明も設定も何も無くイキナリの絶倫っぷりはスゴイ。
頭からっぽにして楽しめれば、十分に楽しめる作品であり、自分的には満点の出来でした。