前作が非常に好印象であったので購入。莉都ルートのみが高評価な感がありますが、他のルートもそこらの萌えゲーのメインヒロインなみに頑張っていると思います。タイトルの音楽が前作同様非常に良い!。個人的にですが、この作品がよかった方は前作も是非プレイして欲しい。
前作同様、タイトルのテーマが非常に良く、時間に合わせて昼夕夜と景色が変わったり、カーテンがなびいてたりと、無駄に力が入ってます。
ヒロインは5人中、莉都ルートが1番長く、力が入っていますが、他のルートもおざなりにはなっていません。(若干、小夜璃ルートが物足りないものの、タマ関連のお話があるので・・・)教師2人とドリルが攻略対象外なのは残念ですが、これ以上増やして1ルートが短くなるのも嫌なのが悩ましいところ。
バッドエンドと、ヒロイン毎のノーマルエンド・ハッピーエンドがあり、星華や小夜璃は微妙にノーマルエンドなものの、後々につながりそうなものもあり、複数回楽しめる感じです。莉都のノーマルエンドも複数あるのですが、そのうち1つが非常に精神的ダメージを受けました・・・。ヒロインが気に入っていれば要るほどダメージが大きそうです。
暗い部分も結構ありますが、それでも前向きに行こうという主人公の姿勢やそれを支える周りの人々の雰囲気が非常にポジティブでプレイ後の感覚は非常に気持ちがよかった。
残念ながら(?)攻略キャラではないタマも声と動きがあいまって非常にかわいらしい。
絵は前作同様地味な感じで、特別うまくもないのですが、なんとなく気に入ってます。テキストはテンポは悪くないのですが、どうにも説明下手なところがあり、読み進めていて、「んん?」と理解が着いていかずバックログで読み直すこともしばしば。(私の理解が悪いだけかもですが・・・。)
あと、このブランドの(といっても2作目ですが・・・)の音楽は非常に好みにあってます。
主人公が非常に男らしく行動的、一芸に秀でてて、機転も利く、が、完璧超人ではない、と評価としてはほぼ完璧な主人公。
男キャラも含め、絵のあるキャラに不快なキャラは全くいません。
フローチャートのシステムについては・・可も無く不可も無く・・・。まあスキップ多用で読み直すよりは楽ではありますが・・・あまり価値を感じることは出来なかったです。最後まで埋めても特に何もあるわけでもなし・・・ちょっとがっかりしました。