期待以上によかった
所謂"前作"、Re:LieF 〜親愛なるあなたへ〜 (以下Re:LieF)の続編であり、かつ別視点であり、前日譚でもあるという認識で正しいのだろうか…
Re:LieFという作品自体、説明不足感が否めないものではあったので、そこに補足が加わるだけでもそれなりに価値はあったが、期待していた以上の内容・文量で、また分割版ということもあって値段も安かったのもあり、個人的にはかなり満足している。少なくとも、もうちょっと高くても買うくらいには。
内容的な話に移る。 (物語についての考察は、できるほど頭が良くないのと、前編ということでまだ限界があると思うので割愛する。)
まず、登場人物を大幅に増やして、単一の主人公からの視点を廃したことで、多人数の参加する「トライメント計画」の全体像がより分かりやすくなっているように思える。
また、18禁ゲームではなくあえてビジュアルノベルという形を取り、話を分岐なしの一本筋にすることで、全編 (まだ前編だけど)を通して伝えたいメッセージを明確にしたいという意図が感じられた。Re:LieFでは、最終√以外の個別√の内容が、Hシーンなどを挟む都合上粗かったように記憶しているので、これはいい判断だったのではないだろうか。
CGや演出については、Re:LieFのものより洗練されているように思う。段々とカメラが引いてCGの全体像が見えてくる演出は感動もの。
あとはミリャちゃんの実質的なヒロイン化だろうか。Re:LieFでの失踪の捕捉だけでなく、ヒロインとしての魅力についても描かれていたのが良かった。 (攻略できないのが悔しい。)
主な感想はこれくらいで、最後に。
〆のシーンに限らず、回収されてない多くの謎がまだ残されているので、OmegA編ですっきりできれば完璧なので今後に期待。あとは早くサントラ売ってください、買います。