今年の夏は暑い。外に出るのも面倒で、ついついエアコンの効いた部屋に引きこもってしまう。ならば一つ長めのゲームでもプレイし直そうではないか。なに?フルボイスHD版が出る?しかも追加シナリオあり?買うしかねえ!というわけで無印プレイ済みの2週目を終えた感想です。
ちょうど去年の今頃、友人に勧められて数日間かけて一気にプレイしたのを覚えています。一章Aではいきなり百合が始まったと思えば急に銀河鉄道の夜になるし、一章Bは謎が謎のまま章が終わるし、さらに二章は電波系ホラー!?となかなか翻弄されつつも楽しんでいました。プレイ後しばらく他のことが手に付かないくらい強い読後感?を感じていました。
一年経った今、改めてこのフルボイスHD版をプレイして大きく変わったなと思ったのは、本筋を知っているからこそシナリオに散りばめられた伏線やメッセージに気づけたことでしょうか。特に二章は初回プレイ時のただ狂っていて怖かったという印象から脱却して、狂気へ堕ちていく卓司の過程や、この章の中で語られる死というテーマについて楽しめたのではないかなと思っています。一年前のプレイ後にインターネット上で読んだ多くの考察が、今回のプレイ中に思い返されたりもしました。
フルボイスHD版としての感想を述べるとすると、CGが大きくて綺麗!由岐姉が大きくて綺麗!救世主様が大きくて綺麗!etc...とにかくでっかい画面でプレイできるのはなかなかに感動しました(なぜかウィンドウが動かせないことが多々あったけど)。最近のゲームみたくシーンジャンプ出来たら嬉しかったけど無かったです。あとは皆守の声がとにかくカッコイイ...夏村さんの迫力の演技に圧倒されました。
追加√については完全におまけです。追加が気になるからやり直す!という人からしたら物足りないか、或いは拍子抜けかのどちらかかもしれません。素晴らしき日々ENDと向日葵の坂道END回収しないと出てこないですし。由岐姉が好きなら是非やってみてください(かわしまりのさんの声がすこし聞き苦しくなってしまっていたのはちょっと悲しかったかな)。
難しい考察とかは書けないので感想は以上です。最後に、ゲーム中で好きなワンフレーズを。
幸福に生きよ!