マイナスが目立つゲーム
予約多数のため発売延期と、満を持しての発売だったこのゲーム。前作(前々作?)同様「妹」をテーマにしたゲームであり、この重いテーマをどのように扱うのかに注目が集まっていました。しかし結果としてマイナスが多く目立つゲームになってしまったように思われます。
原因① 主人公
これは体験版部分をちゃんとプレイしていれば分かっていたことですが、主人公についていけませんでした。キチガイハイテンション、これだけであれば、新しいな、と思うだけで終えたのですが、最低限の常識が伴っていませんでした。そして性の知識が少ないからなのか性欲に忠実です。また、ルートごとに人が違いすぎるのため本当に同じゲームをやっているのかと感じてしまいました。
原因② 解明されない謎
大災害という、結構タイムリーな話題を取り上げ、それに加え環境問題についても切り込んでいくのか、またいわゆる汚い大人たちとどのように戦っていくのか、というのが注目だと思っていたのですが、ヒロインと付き合った後は基本イチャイチャで、その問題へ踏み込むことはありませんでした。美優樹ルート・ミータ(真結希)ルートで解決するのかとおもいきや、そんなこともありませんでした。丸投げです。ここさえしっかりしていれば主人公も許せると思うのですが・・・
原因③ 周囲の人間
おそらくPCゲームユーザーとは、主人公と周囲の人間との間に何か情を求めてプレイしているのではないかと思うのですが、このゲームでは見て見ぬふり的(口は出すが行動はしない?)な人間が多かったです。そういう冷たいのを求めているのではなかったのですが・・・
あと単純に好きなヒロインが少なかったということもありますね。キャラデザ自体は好きだったのですが、実際攻略してみるとそうでもない・・・的な。
評価に関しては、ここでなくても中古屋等での価格を見て頂ければわかるのではないかと思います。