朝～朝だよ～朝ごはん食べて学校行くよ～。四半世紀前の今日発売されたエロゲだよ～。
“雪が降っていた。
重く曇った空から、真っ白な雪がゆらゆらと舞い降りていた。
冷たく澄んだ空気に、湿った木のベンチ。”
「雪、積もってるよ」「そりゃ、2時間も待ってるからな…」から紡がれる冬の物語。エンディングが衝撃的だったとか、感動したとか今でもなんとなく覚えている作品は数あれど、古典文学のように、冒頭を鮮明に覚えているエロゲは本作だけかもしれない。
泣きゲーの先駆け的存在と言われるものの、PC98時代から感動して泣けるようなエロゲはあったし、本作は今やると奇跡のオンパレードで驚いたりもするが、それでも毎年冬になるとふと思い出す、暖かい気持ちになれる冬ゲー。