人妻の抱える問題は現実的なのに、それを解決する授業がバカゲー並に雑というか、女の面倒な何かを解消するための学院の日々は読んでいてつらい。女の園が醸成する男性目線での不条理と、ヒロインの現実の不条理という2つの苦しみが完璧な配置で最悪の調和を奏でていたのは、娯楽として個人的にアウトだが創作としてはよかった
人妻ものといえばもうアブノーマル系(SM、スワップ、NTR)ぐらいしか残っていないように見えるので、
こういうジャンルがあるとは思いもしなかった。
これはタイトルなどから抜きゲーっぽく感じるが、予想とは全く違う、ガチの人妻恋愛ゲーム。
まず、選択肢の出し方が人妻ものなのに異様。
今日子ルートがわかりやすく、性的接触に慣れない今日子は最初の前戯で中断させ、
慣れた後の前戯で正直な感想を言うのが正解となるが、
逆の選択肢を選ぶと人妻の気持ちに寄り添えなかったので授業は失敗した風になる。(おそらく好感度が下がる)
メジャージャンルならこの手の選択肢はまだ見かけるが、
人妻もので抜き阻害要素を入れることが許されたのは時代を感じる。
人妻の気持ちに寄り添う選択肢は、
そこらの恋愛ゲームより凝った内容なので微細な恋愛感情を読み取る必要がある。
まさにプレイヤーが人妻心を読む授業を受けているような。
他所でフェラゲーと評されるように、
現夫との縁が切れるまで本番未満のシーンで繋ぐ構成は個人的に苦しい。
NTR、スワップでいかようにもできるのが人妻の魅力だと思うので、
人妻に現実っぽい恋愛劇を当てはめた本作は熟女愛好プレイヤー向けの学校ものという、
ニッチな性癖にぶっ刺さるジャンルに感じる。
シナリオは険しい道を性能の低い車で走ってるような日常がメインなので、
解決方法が半端なことによる中だるみが多い。
熟女好きじゃなければなおさら退屈。
逆にプレイしてて楽なゲームは、
ゆるやかな道を性能の高い車で走ってるような面白い部分に集中できる作りなので、
シナリオのバランスが逆だったらいい評価ができたかもしれない。
随所に面白さ、表現の巧さは見られる出来なので。
プレイしていて苦しいことが多く、コンプした時は人妻専門学院を無事卒業したような気分になった。
世間的に価値はなくても胸に誇れるような称号を、また一つ増やした時の達成感をこのゲームから得られるとは。
やはり苦しみから得るものは大きいと再確認したのだった・・・。
(疲弊した修行僧並の感想)
以下はプレイ中の感想
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元プロデューサーのココノツさんの話
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