数度の延期と前年9月頃のライターの退社がどう影響したかわからないが、タイトルを見た瞬間に面白さのピークを半分過ぎている出来
CG集にバトルとADVがついたレベルのワンパターンな各話構成と、
天使降臨or精液補給がネタかぶりする他作品を経験済みなら、
そちらの方が幾分面白いと感じるだろう薄めたテンプレに終始した作品。
インパクトのあるタイトルとは裏腹に、
パターン化したスクリプトを繰り返してゲームとしての体裁を整えたような底の浅さ、展開に対する意外性のなさが印象に強い。
むしろそんな状態でバトルシステムや攻略条件を分かりづらくし、
フルプラ相当にプレイ時間を増やしているのはプログラム面の努力を感じる。
内容の創意工夫に乏しい時点で、旧作としてプレイする価値があるかはきわどいライン。
ぶっかけを冠する意義を見出すなら20余年を経て失われているし、
冠していない後年の作品でも精神性・量・質ともに本作を優に超えるものがいくらでもある。
タイトルだけで欲しくなったら色々と毒されてるので冷静に。(ﾌﾞｰﾒﾗﾝ)
ちなみに閉鎖済み含めて他サイトの評価は軒並み微妙となっていたが、
周回上の注意点が多いことを除けばバトルの出来(ぶっかけを生かした戦略性、CGの多さ、音まわり)はけして悪くない。
体力に最大限振ってMPを高く維持すれば、敗北はしない難易度も楽。
ただし、1～2周遊ぶ分には局所的なエロ・笑い・楽しさをまとめて味わえるが、
完全攻略に最低でも4周必要なので、全体的には非常に物足りなくなると思う。
※パッチあり/なしで恋、パッチなしで夢ENDを狙ったが、
シルキーミルキーと街中Hなし、他2人とHなしで進行してもノーマルENDになった。
第二～四話は街中Hがない方、第一話はミルキーだけを選んだが、それが良くなかったんだろうか。