【絶望した少女たちが、天国か地獄へとたどり着くまでを描く群像劇】
【総合評価】59点
【シナリオ】17/40点【原画】8/20点【音楽】18/20点【キャラ】6/10点【声優】10/10点
★よかった点
シナリオ自体はまあいつも通りでつまらなくもなく、そこまで面白いわけでもなくという平凡。全体的に暗い話で好みではあった。
ヒロインのセイラン(CV.野口瑠璃子)がマッチしており、野口瑠璃子さん大好きマンにとっては最高だった。
ELISAが歌う主題歌は非常によかった。劇中曲も主題歌のピアノVerが使われていたりと耳に残りやすく全体的に良質。
★悪かった点
声を大にして言いたいのは「システム面が壊滅的」ということ。同人ゲーと言えど、今までにここまでひどいのは遭遇したことはなかった。
①SEの音量調節が効果音とボイスが内包されているため、ボイスの音量だけを上げ下げできない。
②さらにボイス音がキャラによって違うので、ボイスのために音量を最大まで上げると今度はナイフで切りつけるような効果音がアホほどデカくなるというクソ設定。
③自分はねこふじかおる氏の作品をよくやるのでまあわからなくもないが、セーブロード場所がわかりずらい(全国共通セーブポイントうさ)
④全画面表示ができず、セーブのところにカーソルを合わせるとタスクマネージャーが出て邪魔になる
ログでのボイス聞き直しやシーンジャンプが出来ないのは割り切るが、これだけは上記4つの点がマジでどうにかして欲しいと思った。
ストーリーについて
いつもどおり約2~3時間の短編ものなので致し方ない部分はあるが、各少女たちの話がどれも短すぎる上に展開が早すぎてついていけないし感情移入ができない。
どれもあっけなく終わったって感じ。
導入部分はお姉ちゃんが失踪したという場面から始まるので、話の展開が大体読める上に結末も完璧に想像通りで驚きがなかった。
セイランが出てきた瞬間お姉ちゃんじゃん。ってなったしまった。(誰でもわかりそう)