夢のお茶会の雰囲気や、ヒロインは魅力的な部分も多い。ただ中盤のシナリオや舞亜関連に関しては不満の残る出来。
アリスと舞亜が気に入った分プラス補正入れ気味に。個人的にはキャラゲーに近い扱いです。
シナリオは素材は良いものの、それをいかしきれてないといった様子。
夢の世界で望む事や隠している内面を映すのは良いが印象に余り残らない。
特に個別ルートの各キャラクターの掘り下げが甘く、現実に絶望し夢へ逃げるにしては見せ方が弱い。
実際には夢へ逃げれれば逃げたい人も多いだろうが、ゲーム的にはもっと辛い現実を前面に見せることも必要だったように思える。
また、所々誤字があり気になる人はいるかもしれない。
本筋、アリスの設定やトゥルーEDに関しては予想通りというか、よくある話なので可もなく不可もなく。
不思議の国のアリスは有名な童話ですしね。
ただ全体を細かく見るとキャラが複数の配役だったり気になる箇所もある、が考察ゲーでもない感じなので割愛。
やはり一番の不満としては舞亜の扱いだろうか。
立場的に仕方ないといえば仕方ないのだが、あくまで舞台進行役であって各キャラとの絡みが少なめ。
舞亜ルートももう少し長く幸せな夢を見せてくれても良かっただろうに、あまりに短すぎた。
色々残念な部分はあれど、トゥルーED後のアリスや舞亜絡みのFDでもあればやりたい位には楽しめました。