得点はオールクリア時点まで。考察などが好きな方はクリア後も楽しめるかも?
前評判は特に見ずプレイしましたが、やって良かったと思える作品ではありました。
特に斬新なシステムや、シナリオでのサキ・咲の想いや言葉にはグッとくる部分もあり印象的な台詞も多かったです。
ただシナリオ、システム両面とも粗が目立ち個人的には良作止まりといったところです。
舞台が7日間と短いのもありますが、サキを除くヒロインやメインキャラの心情描写不足や展開の唐突さ、
メインシステムであるキーワードと事象移動の使い難さ、他細かい部分で気になるものが多いです。
加えて時間があれば改善できそうな面も多いだけにとても惜しい作品に感じました。
と、微妙な感想でしたがこの作品は初プレイ時は頭を軽くして(キーワード入力時除く)楽しみ、
プレイ後に全体的な考察をしてみたり他のユーザーの考察を見てみたりするのが良い楽しみ方かと思います。
*追記(初プレイで頭を軽くする理由)
この作品は浅い部分の謎の1つに関しては最初からヒントがあり少し考えると最初から丸わかりです、
わざとにしてももう少し隠すかミスリードにしてもらった方がより楽しめたかもしれません。
もっと深い部分に関しては考察の必要があるかと思いますが。
浅い謎の例として古宮舞とその周囲に関して。
タイトルが『古』色迷『宮』輪『舞』曲、加えて店が童話の森、物語開幕の童話、童話作家、サキの立ち位置。
この時点で繋がりが見えるので古宮舞がキーパーソンの一人であると想像可能。
或いは後述する理由でタイトルと古宮舞関連に気付く可能性。
主人公やサキがその時点で知る知らないに関わらず、狂った運命の輪に関係しているキャラの場合登場時点で運命量が表示されます。
明らかに中心的な位置であるにも関わらず古宮舞には運命量が表示されません。
狂った輪にいないだけ、ともとれますがここに疑問を感じていると後の展開での驚きが減るかもしれません。