奏子に恋をした
ヒロインの奏子がとてつもなく魅力的で、
奏子と主人公の心の交流に本当に心を癒されてしまう。
寝取られモノなのに、二人の年の差純愛ストーリーにものすごく思い入れてしまった。
奏子の持つ子供っぽい無邪気な可愛さ、今風の女子高生っぽさ、人懐っこさ、
そしてなにより真剣で思いやりのある本当に「いい女」な部分に心から惚れた。
それだけに・・・寝取られルートは心が痛い。
主人公とのエッチの回数をはるかに超え、ドロドロのセックスにおぼれていく奏子を見ていて
人生の空虚感や絶望すら感じながらのプレイだった。
しかもその寝取られセックスのときの奏子のあえぎ声が本当に可愛くてエロい。
心から感じてる、甘く蕩けきったあえぎ声を連発する。
これは、声優さんの演技力の賜物。
自分じゃない他人に対して愛する人が心からの甘い声を出してるのって、
本当に心にガツンときてしまう。
ギャルっぽくて軽い第一印象だっただけに、
主人公をあっさり裏切ってもある意味当然な気もしていた。
でも、奏子は基本的に最後まで主人公のことを一途に愛し、求めていた。
それが逆に意外で、嬉しくもあり、悔しく、悲しくもあった。
奏子が主人公のことをすごく大事に思っていたことが分かるバッドエンドがひとつあるのだけど、
あのエンドの意外性はこの作品の魅力の大きなひとつだったと思う。
とは言え一番好きなのはやはり、主人公と奏子がめでたく結ばれるハッピーエンド。
あの穏やかで無邪気な笑顔に本当に救われる。
その他にたぶん二つ大きなバッドエンドがあるが、これは少しあっさりしてる気がした。
この辺のエンディングの描写にもう少し力を入れてくれていたら、もっとよかったとは思う。
いずれにしても久しぶりに心にガツンとハンマーを打ち下ろされる作品だった。
ハンマーに何度も打ちのめされあとには、
ボロボロになっても変わらない奏子への恋心が残った。