まあ所詮エイプリルフール作品だしおやばけ!みたいなもんだろう、と思ってプレイしてみたらガチな傑作だった件について
ファタモル本編クリアして、即信者となって(まだ感想は書いてないが)、とりあえずおやばけ!やって、エラスムス特別版買って、公式サイトを見ると丁度エイプリルフール作品が出るとの情報を見て、DLして、途中までプレイした段階でこれはガチだと思って、クリアする前にエロスケに項目を作ってしまったが、最後までやると予想以上の完成度に圧倒された作品。もう既に2つも感想出てるし…
まあそんなのはどうでもいいとして、ただのネタ作品ではなく一つの作品として非常に楽しめるものでした。話の内容は、架空のインディーズゲームサイト『ロワイヨムヘブン』のエイプリルフール作品としてアップロードされたRPG『セブンスコート』の世界に、『ファタモルガーナの館』のキャラクターが巻き込まれ、プレイヤーキャラとして冒険することを強いられるというもの。『ファタモルガーナの館』と関係のない、パラレル世界観での話はありますが、キャラへの愛着があった方は良いのはもちろんのこと、設定の流用や知っているからこその引っ掛けもあるので、『ファタモルガーナの館』を最後までクリアしていることは必須だと言えます。『ロワイヨムヘブン』のBBS見て事前にこのHNはあのキャラだろ、などと楽しめるしね。
展開としては序盤こそギャグ主体で、レトロRPG風の音楽もあってエイプリルフールらしいなあ、という感じなのだけれども中盤から終盤にかけて回収されていく伏線から物語は思わぬ方向へ…。ネタバレを避けようと思ったらこれ以上は語れない。それにしてもラストの流れには完全にやられた。これ、泣きゲーでしょ。
いずれにせよ、素晴らしい作品でした。たった2~3時間の作品にこれだけの要素を詰めることができるなんて、と思ったけど、それができたのは『ファタモルガーナの館』のキャラという確固とした大枠が既に完成していたからでしょう。あくまでこの作品だけで見ると、描写が浅いと感じる部分も結構あるので。という訳でこの素晴らしさを味わう為にも未プレイの人にも是非『ファタモルガーナの館』本編をプレイしてほしいなあという訳であります。DL販売ならDLsiteで簡単に買えるしね。