ストーリーがしっかりしてて面白かった。テキスト・デフォルメCGによる愉快さの演出もよかった。主人公の心情がうざくならない程度に青くてリアルだった。むしろ全体的に主人公に対して説教的なのが気になった。回収してない無駄な複線があったのも残念。
みんな主人公に厳しすぎるよ!
主人公はよくがんばってるし、あれくらい凹んだりするのは普通だもん!
もっと優しくしてあげてよ!
如耶ルートの「約束」、ソーニャルートの「押し葉」と「関西弁」が投げっぱなしになってたのはもったいないなあ。
特に如耶の方のは重要っぽい匂いをさせてたのに…
ソーニャルートはむしろ主人公がそれ散るの舞人っぽい人に豹変していたのが気になった。
あと気になったのが羽未ルート。
結衣佳にビンタされてからの説教、何か論点がずれているような…
「血が繋がってない」「実の妹じゃない」とか間違ってはいないと思うけど、そんなシンプルな問題じゃない気がするんですよ。
「実の妹である羽未だという前提で接していた相手が実の妹ではない羽深だった」ってのが問題なのではと。
羽深=羽未だと思って、実妹だと思って接していた。
でも羽深≠羽未であり、実妹でもなかった。
実際、羽深のことは好きだ。
しかし、最初から羽深を羽深として見ていたとしたら、恋愛関係になりえただろうか。
実妹の羽未だと思っていたからこそ好きになったのではないだろうか。
だから今の気持ちは嘘なのではないだろうか。
というような悩ましい感じだったと思うんですよ。
だから、悩む章仁の気持ちをもう少し汲み取って欲しかったなあ。
とかって思ってみたけど章仁は後押しが欲しかっただけで、吹っ切れるような要素(この場合は結衣佳のビンタと言葉)があればおkだったんだろうなあとかも思ってみたり。