ルナ様に自分の全てを捧げたくなる作品
月に寄りそう乙女の作法
キャラ 100/20
世界観(設定) 18/20
シナリオ 35/45
音楽 4/5
絵 10/10
総合167/100
最初の方は女装してお嬢様学校に潜入というよくあるパターンのお話だと思っていたが
この作品はそれとは別に服飾というテーマがあるのが良かった。
それによって恋愛ストーリーだけでなく誰かと競うといった熱いストーリーも生み出していた。
以下キャラについて
瑞穂
男嫌いで女同士の友情を重んじるドルオタのお嬢様
友情とは書いたが、もはや百合の領域…
そんな彼女に男バレしたときはどうなるものかとヒヤヒヤしながらプレイしたが彼女は悩みに悩んだ挙げ句許してくれた
男とバレたときは現実逃避と思えるほどの徹底っぶりで主人公と接してて面白かった
湊
主人公の幼馴染み。
どのルートに行っても主人公のことを思ってフォローてくれる主人公大好きっ娘。
個別ルートでは服飾の話とは離れてイチャイチャがメイン。乱れていた性生活を送っていた。
ルナルートで振られたときは本当にバッサリと振られ、目の前でノロケ話もさせられて可哀想だった…
ユルシュール(ユーシェ)
表向きは高飛車なお嬢様キャラだが実は努力の天才。
クワルツ賞、グループ作品の作品決め、文化祭の展示会の全てでルナに敗北したが個別ルートでは主人公の支えもあってクリスマスコンテストではとうとうルナに勝った。王道ストーリー。
受賞シーン時の「愛されるために生まれた少女」というサブタイトルも良い味を出してた。
よくわからない日本語も面白かった。ごめんあばずれ。
大蔵りそな
主人公の妹でブラコン。二番目に好きなキャラ。
ゴスロリ服でクールな性格
そして「ですます」口調。いいねぇ。
しかし攻略はできなかった…え?攻略できないの…?マジ?
と思ってたら「乙女理論とその周辺」という本作のBADENDの続きを書いた作品で攻略できるらしい。
マジで安心したYo
北斗さん
ぽうっ!
瑞穂に対する忠誠心は山よりも高かった。
サーシャ
某鳳さんの生まれ変わり
Navel作品特有の細かい設定があった。
七愛さん
湊が大好き。
そして毒舌が魅力的
「え?なになに!?聞こえない!?」ってシーンが面白かった。
成松さん
同じワードを連呼すればキャラが立つということを実感させてくれたキャラ
八千代さん
ルナのお姉ちゃん(と思ってる)役の使用人
付いてんじゃん…は笑えた
ケメ子
どうも~ケメ子よ~(どういうキャラかは覚えてない)
スタンレー
主人公の兄の友人。ファッション界の超大物。
大物オーラが出てる。
この作品で一番すごいであろうキャラ
主人公に生きる希望を与えた重要人物でもある
大蔵衣遠
主人公の兄。ファッション界の大物。
湊ルート以外のラスボス。
才能がある人間には敬意を払い、才能が無い人間にはゴミを見るかのように接するすごい性格をしている。
最初は主人公をゴミのように扱っていたがユーシェルートとルナルートでは最終的に主人公の才能を認める。
そして実はりそな並のブラコン。主人公の亡き母に主人公が似ているせいでもあるが。
良い悪役だった。
大蔵遊星
主人公。服飾を学ぶために一大決心をした男。
小倉朝日
主人公。朝日と遊星は違うんだよ!別人なんだよ!(瑞穂並の認識)
メイドの鑑のような人物。
まさに男の理想を体現したかのような女性だった(女装)
今までプレイしたエロゲの中でここまでの聖人は見たことが無い。
桜小路ルナ(ルナ様)
初めてルナ様に出会ったときに言われた「合格」
なんだこの態度は!?なんだこの声は!?そしてなんだこの外見は!?
可愛い!!!!!!
すごく可愛い!!!!!!
私は一瞬で心を奪われた。
そして後々判明するのだが彼女は私が好きな属性である
銀髪、クール、天才、声が低い、Sっ気がある、小柄という全ての要素を満たしていた。(似たキャラとしては風見一姫など)
また、女装主人公である朝日ちゃんとルナ様の主従関係が素晴らしかった。
ルナ様が主として、従者である主人公を慰めたり弄ったり独占しようとする姿は愛らしかった。
ルナ様はいきなりドキッとすることをナチュラルに言ってくるところも良い。
主人公が苦手とする衣遠が壇上に上がったとき、ルナ様が手を握りしめて「私と居れば問題はない。自分を捧げて私に尽くせ」とか言っちゃったり
その他にも「そういうところが好きだ」とか「気に入ってる」など小まめに相手を認め、愛情を注ぐところが素晴らしい。
そして、そんなルナ様だが逆に攻められるとたじろぐ所も可愛い
恥ずかしがるときに「んん゛っ!」なんて言っちゃうところも好きだ
また、他キャラの個別ルートをクリアするごとにルナ様の魅力も引き出されていった。
瑞穂ルートで男バレした主人公を抱き締めて慰めるシーン。
湊ルートで行き場を失った湊をメイドとして雇うシーン。
ユルシュールルートで敗北し、何も言わずに一人きりになったシーン。
などなどルナ様らしさが出ていて良かった。
個別ルートで好きなシーンは主人公が衣遠の前で土下座しかけてたときに「頭を上げろ!」と言ったシーンとラストの月に寄りそう乙女の作法というタイトルを回収したシーンだ。
他にもルナ様の可愛らしい言動、カッコいい言動は多数ある。
録音して何度も再生したいレベルだ。
そして最後になるが
私がここまで気に入ったキャラは恐らく生まれて初めてだ。
このゲームをプレイしてるときに何回も「あぁ、私もルナ様のメイドになりたい」と強く思った。
ルナ様になら私の全てを尽くしても良いと思った。
だがルナ様は現実に存在しない。
ここは現実世界なのだ。
だから私はルナ様を神のようなものとして心の拠り所にしようと思う。
ルナ様は宗教なのだ。
という半分冗談半分本気な話はこの辺にしてここで終わります。
りそなちゃんスキーでもあるので乙女理論とその周辺もやりますよ~