帯に短し襷に長し
CV沢澤砂羽の幼馴染ということで発売前から注目していたゲーム。声優、原画、塗りと良質で期待していた。
蓋を開けてみた所、青香√と桃√はわりと満足できた。青香エロいし、ダメな大人な桃さんかわいい。
しかし、マリア√で明らかになるラスボス。え、この√を初っ端からやれてええんか?マリア自体はかわいかったけど。
そしていざな√。締めの√として期待していたのだが、どうにも消化不良。
ラスボスである三津鐘と全ての元凶であるエトランゼの掘り下げが薄すぎて、どうにもこうにも彼らの行動の理由が理解しきれなかった、せめて三津鐘の過去話くらいは入れてほしかった。
終わってみると、シナリオゲーとしては消化不良感漂うシナリオ、キャラゲーとしては良質なキャラを取り揃えながら、作品の空気の重さと恋愛描写不足でキャラのかわいさを掘り下げきれずと、シナリオゲーとしてもキャラゲーとしても「成り損ない」といった感じ。共通のいざなちゃんは自分の中でも最高の幼馴染してただけに、本当にもったいない作品だった。