癒されゲー
雰囲気ゲーが好きなのもあってこのゲームはとてもいい感じでした。
雪影での雰囲気を上手く夏に持ってきてぽわぽわとした感じでプレイできます。
ただ雪影での主人公は癒しは冬休みの姉の元にしかなく辛い感じの日常がアクセントとなって、そこが変な魅力となって引きこまれました。
しかし今作では日常は辛いと言った描写ではなく優しい人物たちに囲まれて癒される日常となって、
ここが夏と冬と言った季節感以上のゲームの違いとなっています。
伝奇と言った雰囲気は常にかすかに漂い続けていますが、物語に大きく手を出してくるのは夏希のシナリオだけでこれも優しい感じで終わります。
ここもまた、伝奇色が濃かった雪影との違いとなっていますが、姉ちゃんが雪女なんだろと思わせて民俗学的解釈で終わる雪影にお姉ちゃんと違って、
夏雪のお姉さんは本当にファンタジーな存在となっちゃってます。
伝奇の匂いがぷんぷんするせいですぐにでも消えちゃいそうな雰囲気を漂わせる甘々な姉ちゃんや、
癒し系のヒロイン達とキャラも雰囲気も魅力的なのでとてもいいゲームであると思います。