浮気セックスワイフと献身的な妻を完璧に両立させる奥さんのドスケベ記録
エレメンティアもやきゅられも冬愛も個人的にいまいちだったので、久しぶりに『当たり』のピンポイントだったなという感じ。
冬愛はさておきやきゅられをいまいちと感じたのは関係の浅い恋人同士という寝取られ感の薄さ。そしてヒロイン視点を多用したことによるドキドキワクワクの軽減でした。
(つまり、クオリティに文句をいっているのではなく、完全に個人的な好き嫌い・・・やレビューなんてそんなもんか)
今作は女性、妻視点が一切存在しません。
夫の視点で、自分の前では完璧な優しい奥さん、間男の前では痴態を見せまくる淫乱になる本田雪江という女を見ていきます。
この構造がこのゲームのやりたかったこととは非常にマッチしていると感じました、これで妻視点があったらガッカリしたと思います。
夫視点しかないことで雪江の本音という部分が上手にマスクされ、大きな二律背反を抱えるヒロイン像が崩れることなく描写されている。
完璧すぎてちょっと(男の欲望的な)エゴを感じなくもないんですけどね。
ド淫乱になってほしいけど同時に自分を普段の生活では裏切らない貞淑な奥さんでもいてほしいというわがままを叶えてくれる感じで。
でもさすがにそこにケチをつけたらヌキゲーが成立しなくなってしまう・・・
文章の端々、妻の痴態を求める夫の感情の描写に山野氏らしさを感じることもあって、ファンとしてはそこも嬉しかったです。
あくまで少し感じられる程度で、全体的なテイストは監修のOZ氏っぽく整えられてると思います
唯一少し合わないと感じたのは声で、同じMARIO絵の夏子の長原杏子に匹敵する声優を・・というのは
さすがに求めすぎで、ハードルが上がってしまっているとはわかっているのですが
杉原末莉さんは下手ではないですがイメージと違いました。ちょっと冷たい感じがしてしまうというか。
もっと若くて優しい感じか、もっと家庭的な感じの・・・言ってしまえばちょっとオバチャンじみている声の方が・・・
いや、結局コレも好みの問題だな・・・
ともあれひさびさに楽しめたし抜けたピンポイント。
よくやったピンポイント!