完成度を高くしたうたかな的な
EDだけでなくOPにも曲が付き、エンドの数が増えたりと、同スタッフの「うたかな」より全体的な完成度は高くなっています。
ルートロックが多いのは難ですが、プレイする毎にOPの主人公の回想が変わっていくのも、凝ってました。
ですが個人的にはうたかなの方が良かったかなーと思います。
日常描写が増えたのは良いのですが、若干だれます。割と主人公が虐げられる流れが多いので、人によっては若干不快かも。
まあ、主人公の言動や行動にも問題がある場合が多いのですけど。
後、亡者がもう一回くらい襲ってきても良かったかも。
というか亡者にあまり意味が無いような気が。てっきり亡者の親玉とかがいるかと思ったんですが。
ヒロイン勢は全員中々魅力的。
特に菊里はあざといけど、可愛かった。ふにぃ~。
シナリオはあまり良いとは言えないんですが。道人兄貴が屑のまま消えちゃったし。
そして、二週目の選択肢で出るエンドが夢オチってのは・・・・・・
全体的には咲耶と椿がメインヒロインといった所でしょうか。
椿ルート、今のシナリオも悪くないんですが、主人公の両親を殺したのが椿である事をちゃんと明かして欲しかった。
その上で主人公と結ばれる結末が見たかったなぁ。
咲耶ルートは態々、全員攻略後にTRUEエンドを見せる仕様にしなくても良かったのでは。
別にそのまま、さくらエンドを組み込んでも不自然じゃないのに。
最初のHシーンの入り方に、若干無理矢理感を感じました。デレたと思ったらいきなりでしたから。
後、ヌシは咲耶ルート以外でも活躍して欲しかったです。
美月ルート、あやめルートは上記3人と比べるとサブルート的な印象。エンド数も少ないし。
特にあやめルートは短いという印象を受けました。日数的にも8月初旬で核心に入りますし。
心変わりの描写が薄いのが、残念。黒幕、悪役ポジションとの恋愛というのは好きなので、もっと掘り下げて欲しかった。
ルート間で設定が変わっていなければ、あやめルートの「確かな気持ち」のシーンでは明が隠れていると思うのですが・・・・・・
だとしたら、敬愛するあやめと主人公のHシーンを見せ付けられる明に同情を禁じえない・・・・・・
CGはうたかな程の鮮烈さはありませんが、相変わらず綺麗。
HシーンではSEが入っていた事に驚きました。うたかなより尺も長いし、3P等のプレイもあるし、実用性に関しては確実にパワーアップしてます。
総じて完成度が高いけど、やっぱり個人的にはうたかなの方が好きです。
七海の二週目エンドのような感慨が無かった。
一番好きなのはエンドは、咲耶の「ツバメと王子様」でした。
一番好きなキャラは神崎先生。先生と一緒に復讐を完遂するエンドとかも欲しかった。