気軽に楽しめた
ずば抜けた出来という訳ではありませんが、気楽に最後までプレイする事が出来ました。
共通ルートでは、マップでキャラを選択するというシステムですが、
イベント会話が重複する事が結構多く、スキップが活躍しました。
個別ルートに入るまでやや長く、起伏の少ない日常描写が主なので、人によっては挫折するかも。
自分はヒロインが魅力的なのと、所々で笑える場面があったおかげで進める事が出来ました。
特に護と美子の存在が大きかった。護が絡む場面は萌えて、美子の場面では大体笑えました。
美子の声と演技は独特でしたが、良く合っていたと思います。声だけで笑いそうになる場面もありました。
欠点も結構あります。
古いゲームだからか、フルスクリーン固定です。最近のゲームに慣れた方は面食らうんじゃないかと。
システム面ではかなり細かく設定できるのに・・・・・・
基本一回しか無く尺も短いのに、何故かHシーンのBGMが二種類あります。
最初のBGMはいいんですが、後の方のBGMが謎のジャズ調で、雰囲気に合っていません。
ていうかただでさえ曲数が少ないんだから、その分を他にまわしてほしかった。
立ち絵は基本1種類しか表示されず、メッセージウィンドウの横の顔グラフィックで喜怒哀楽が表現されるというシステム。
自分はあまり気になりませんでしたが、今の時代から見ると手抜きに見える人間が大多数でしょう。
美子、沙耶香、護だけ立ち絵が複数ありますが、それも殆ど同じようなものです。
しかも護は巫女服姿以外だと、首が妙に長く見えるような・・・・・・
一枚絵も一部バランスの崩れている箇所がありました。
あと萌えゲー風なのに、独占思考の人間にはNGな展開がシナリオの一部にあります。
この当時はこんなのもあったのかと、ジェネレーションギャップに浸ったり。
強く人に勧められるような作品ではありませんが、個人的には結構面白い作品でした。
海原エレナさんが歌うED曲が結構好み。
コンフィグの男の声は全部消すという、清々しい設定に笑った。