初key作品プレイ。惜しい点はあるものの、夏にぜひプレイしてもらいたい
keyの作品は初めて
総評としては説明不足や無理やりのハッピーEND感はあったが、良い話だった
ただ、それに関しては麻枝さんがビジュアルブックでただのいい話ではだめだと言っているので
過去のkey作品をプレイしたことがある人には物足りなかったのかなと
紬≧鴎≧Alka>Pocket>しろは>蒼
・紬、ダブルピースでやられたので最初にプレイ
最後の70年濃縮一週間で、あまり関わっていない島のみんなが快く協力してくれて、紬や主人公含め純粋な相手を思いやっての行動に感動しました。最後今までの頑張りが伝わって認められてよかったと思います
一番好きです
・鴎、伏線がきれいに回収されてわくわくできる冒険物語。一番夏っぽいかな
紬と鴎ルートは島のみんなが協力してくれてワイワイしていて夏休みっぽいです
・蒼、七影蝶に関しての謎が解けるのかなと思ったがそんなことなかった。七影蝶の記憶に触れるシーンが何回かありましたが、最初はエロ関係の話しかしなくて蒼のキャラが好きなら楽しめたんじゃないかと思いますが、ちょっと中だるみ気味でした
ただ、最後の笑顔はこっちまでつられて笑ってしまって主人公の気持ちがよくわかった気がしました
・しろは、他のルートだとスルーされているが主人公が自分の問題を考えるルート。しろはと一緒に問題に向き合って励ましあって支えあって一緒に飛ぶ、しろはの問題は完ぺきには解決していないけどこれからも同じように乗り越えていくのかなと感じさせてくれた。最後のシーンは微笑ましかったです
・ALKA、「もう逃げたくない」そんな願望と決意を持った羽未が主役で、主人公としろはの関係を丁寧にえがいたルート。
今までは夏の明るさ、わくわくする話だったが、このルートは夏休みの終わりを感じさせるように感動というよりも儚さというか喪失感、やるせなさを感じさせられた。
・Pocket、決して母子とも心から笑える終わり方ではないけれど、ふたりの話が結末を迎えて未来に進んでいく。
未来では傷を負った二人ではなかったからこそ出会わずに、平凡な日常が進んでいく
それでも、ポケットに詰め込まれていた思い出の欠片に気づいて、あの日見た眩しさを感じ、また違った夏を過ごしていく
ここでは最後に未来を示すカットが入らずに終わりますが、個人的に想像に任せるという感じでいいと思います
泣きゲーではないですが、ぜひ夏にプレイしてみてほしいですね
自分の、何がおもしろかったのか楽しかったのか覚えていないけれども、楽しかった夏の眩しさを思い出させてくれるいい作品でした