このボリュームでありながらも一気にプレイした、引き込まれる作品だった。
ミアルートとかアライブ編最初とか「ちょっとどうなのよ…?」ってのはまああった。
個人的に「ギャグで始めて後半シリアス」な話が嫌い。主人公を交代させてる意図を感じるから。でもその後またギャグに戻るのは…もうそれは制作がそうしたいならそれでいいんじゃないかな、とアライブ序盤で思ったこと。
でも文章の波で埋め尽くして歴史まで持っていけたら良作。文章量の多さは大体正義。
以下超ネタバレ
一つだけ気になったのは一番の元凶であるマザーストーンへ向けられる憎悪が無いこと。作中では標的としては繰り返し言われるけど、「マザーストーンさえ来なければ」という感じの恨み言はほぼ無い。他の作品でのノーマルエンドをハーレムルートすら踏み台にして持ってくる構成が素晴らしい。でもやっぱ切ないね。「美由紀」のしたことはそんなに悪いことだったんかね?