「痒い所に手が届く」と感じるかどうか。
タイトル買いした人は多分騙されることでしょう。NTRではない。堕ちる過程のみで、『堕ちたその後は書かれない』これが重要。でも書かれないからこそ妄想を挟む余地がある。相手側が完全に研究と割り切る実験動物扱いも良い。それもNTRを薄めてる要素ですが。
これのその後の話を想像すると、データを取り終わった機関はどこかに去って、主人公もヒロインも何もなかったように放り出されるわけですが、当然収まらないヒロインはあのアイテム類が無いと満足できないわけです。でも他の男で再現できるはずもなく、ということはイニシアチブは主人公が持っているわけで。満足は出来なくてもすがる元が主人公以外になく、漁夫の利で他の男の手は加えられていない調教済みの奴隷だけが手に入る。前から疑問に思っていた調教物の「新しい主人がこれから現われる可能性」を先に均すことで抑制するという新しい展開。変わった形の純愛です、これ。
このゲームを一言で言うと『難聴系主人公がフラグを折りまくったらどうなるか?』。ここも従来品に対してスカッと(主人公ざまあみろと)できるかどうか人を選ぶと思います。本来のNTRはそれの究極なのかもしれませんが、寝取る側の介入がほとんど無いのが特徴です。
ピンポイントでこういう作品を見つけることがあるから安物買いはやめられない。
*点数はコスパによるところが大きいです。
9/20点数微調整