素晴らしかった(暫定的な考察)
暫定的に琴羽だけ。
強烈な設定を与えられてるにもかかわらずなんか地味だな、とエンディング見た後も思ってた。分岐してすぐイチャイチャしてばかりのイメージで、ついにはHシーンも飛ばした。
メティスがずっと疑問だった。何が発動するかわからないとはいえ「諦めない」が水流操作???最後危機が迫った時に諦めないのはどのヒロインでも同じわけで、最後に回避するためだけにこれを、というのは流石に強引過ぎるからスルーするとして、「水泳やってたから」は間違いないにしても「諦めない」???
ああこれ、「どんなメティスが発動するかわからない」方じゃなくて、「メティスネームは重要」の方なんだ、と。
まず最初に「人魚姫」があってメティスが発動、なんだ。
水泳が上手けりゃ人魚と呼ばれることも、自分でイメージすることもありうる。だから最初におとぎ話の人魚姫。
だけど人魚姫は王子様から離れてしまい、おとぎ話もそこで止まる。
だけど諦めたくなかった。なら琴羽は人魚姫にならないといけない。そしてメティスが発動する。おとぎ話に沿うように、人魚姫になるために。だからマーメイド。おとぎ話に戻ってきた琴羽は、今まで泳いでいた「海」を捨て「陸」へ上がる。声(メール等の連絡)はとっくに捨てていた。
まなみのような「能力が必要とするから名前が重要」ではなく、「メティスネームが相応しい能力を与えるから最初に決まる名前が重要」。
すごくロマンチックな話だった。
*あやふやな記憶に基づいての考察なので、後日再プレイします。
美汐シナリオの菜緒を琴羽でやるともっとショッキングだったはず。分厚いガラス越しに手を合わせても体温さえ伝わらない。すぐ目の前にいるのに。でもマーメイドを使用した二人の間だけで伝わる言葉。崩れつつあるビルと、流れが強くなる海中で、自分ができることをするために二人は別れる・・・
クロシェットに悲劇は似合わない、ということですな。うん、よかった。