肝心の中身がイマイチだった。
低価格。OPムービー&主題歌あり、初回版にはR18というオンラインを利用して遊べるシステム同梱等かなり良心的で好感度は高い。
でも肝心の抜きゲーとしての内容は今ひとつの出来だと思う。
点数はプレイを開始して前半から中盤までは80~70点位で推移。後半及び各ルート攻略から下降の一途で最終的に50点台に落ち着きました。
絵は、数年前のレベルなら及第だが昨今の豊作な抜きゲー情勢からして、かなり微妙といえます。OPムービーなどよりもそっちの方に力を入れるべきだったのではないでしょうか。
副題からすると主人公は「ゆとり君」らしいが、他の凌辱系抜きゲー主人公とあまり大差なく、どこがどうゆとり君なのか自分にはあまり理解できんかった(大体ストーリーに人間関係の掘り下げがまったくないから仕方が無い)。
システムまわりで不満だったのは選択肢のところでセーブができないこと。いまどき珍しいですよ。
前半でたまに立ち絵の顔が無くなったり、場面が変わる部分で画面が一瞬ブラックアウトするなどの現象があり、最初うざくて気になったが、進めていくうちにその症状は無くなった(解消)?プレイ自体には影響は無い(PC側の相性の問題かなあ?わからんけど、もしも同様な症状が出てもそう深刻ではないと思うので参考まで)。
対象は義母義妹とオマケに叔母。いずれも義理設定。資産家の父の浮気により母が自殺。初七日も明けないうちにその浮気相手を後妻に迎えた父に主人公がキレて資産目当ての叔母と組んで復讐を企てるというお話ですがシナリオはまったく期待しないほうがよいです。
まあ、復讐は別としても初七日もあけないうちに後妻を迎える父やホイホイそれにのってくる義母には主人公でなくてもムカつくと思うが、これもやっぱりゆとり特有の症状なのでしょうか?。
今回このゲームを買った動機としては義母・義妹よりも、悪女の叔母で、こっちのルートを期待したのだが見事期待はずれ。悪女っぷりは期待通りだったが、デレになるという個別ルートは用意されていない。まあ、そんなマニアックな期待をするのは俺ぐらいだから別にどうでもいいんだが(痛い話してスイマセン)。
ちょっと惜しかったのは叔父の元治。妻と甥がHするところで興奮する性癖を持つというNTRというかMというか変わった男。妻や主人公から変態、変態と罵倒されるシーンはなんだかプレイしている自分に向けられているような気がしてイヤではあったが、元治視点が欲しかったな~と思ったりした(さらに痛い話してスイマセン)。
抜きゲーの肝ともいえるHシーンですが、まあ普通でしょう。尺については、自分はオートで読み進める派なのですが、かなり短いと感じました。
決定的に不満だったのがいくつか用意されていたエンディング。俺の場合どのようなエンドになるかで満足度に多少影響があるんですけど。
まあ面白かったのは文緒(義母)ルートのエンドかなあ。一番の悪女は文緒というオチにはちょっとびっくり。期待していた「悪女デレ」は実はここにありましたってか。
しかし、なんでこんな長文になったんだ?暇だな俺。