この雰囲気がとても好き。さくら通りが有るなら行きたいと思った。
何といっても独特の明るい雰囲気があり、プレイして飽きなかった。シンミリとした空気感が少なく、或いはそんな雰囲気になって暗い話が続いたとしても、どんな悲しい話があったとしても、最後には明るく笑い飛ばせる、登場キャラクターたちに救いを残して幸せになれる、そんな結末を用意してくれるというこの作品の雰囲気が好きです。
魔法使いたちの魔法はちょっとズルイ。でも、マリーが料理に魔法を使ったときにしてみても、マリーは相手の幸せのため、笑顔のために魔法を使っていたことなので、やはり魔法も使う人の心によって良くもなり悪くもなるものだと思う。そして、本当の魔法というのは、相手を幸せにできるものであり、それが晴美にとっては料理をすることだと思った。
『美味しいものを食えば、誰でも幸せになれる』という言葉にはこんな魔法が込められていて、やはりそれも立派な魔法と呼べるものなんじゃないかと思う。
さて、一通りクリアしてこの文を書いているわけだが、一番好きだった話は、かりん√だった。かりんは晴美と恋人になるために魔法に頼る道を選んだ。かりんが恋愛を知らな過ぎたために、晴美はかりんの気持ちに気付けなかったのだろう。この魔法が与えたものは、かりんが晴美と恋人でいられる期間であり、それは晴美の記憶から消され、残らないものとなる。しかし、晴美は魔法に頼ることをせずとも変わらずかりんが好きだった。そして、恋人としての期間が記憶になくとも、もう一度好きになることができた…。魔法が与えてくれたものは皆無ではないし、今回のクラウディアの魔法だって結局は幸せを与えているのだと思う。「遠回りする必要なんてなかったんだ」というセリフがあったが、遠回りしてかりん自身の成長につながったからこその関係でもあり、晴美の心の中に生まれた気持ちは完全になくなったわけでもないと思う。
長くなり文章も支離滅裂になってきた気がし始めたのでこの話はこの辺で切るが、このかりん√で、挿入歌のタイミングが絶妙的だったこともあり、なんかこの歌詞と話の内容を関連付けて考えるとなかなか深いと思った。おそらく前述の話をつづけたらそのような内容を書こうと思っていたので、是非、関連付けた考え方をしてみるのもお勧めする。
とりあえず結論。さくら通りは人々の幸せの魔法と笑顔と\(>ヮ<)/きゃっほぉ♪に満ち溢れた場所だった。え…?一部なにかおかしいって?気のせい気のせいw