感動した。完成度がかなり高い。
生死や霊界をテーマにした作品としてはかなり完成度の高いものだった。共通シナリオは世界観がわかりやすく示されていて、楽しく、笑いあり涙ありでやってて飽きない作りだった。
明穂は誰の√でもいい人過ぎると思う。今までやったゲームの中で一番お気に入りのヒロインかもしれない。
我々の住む世界では霊は非科学的であるために、この世界観に賛否両論が生まれるのはしかたがないだろう。実際、私自身当然だが、死んだことはない。且つ、大切な誰かを失ったこともない。この作品には、生きている人々が死んだ人に会いたいという、その気持ちが強いからこその独特の世界観と死生論が展開されているのだと思う。そして彼らはいなくなってしまった大切な人に会いたいからこそ、その霊たちが見えるのだと。珠美風にいえば、「結局は、見たいという「想い」、見つけてほしいという「想い」が、人の視覚に像を結ぶのだと」いうことだろう。
変わらないものなんてないから。死なない人だってこの世にはいないから。変わらない気持ちだって多分この世にはない。いつかは終わってしまうから。だから今の一瞬、この瞬間を大切にして行きたい。