全体のシナリオ構成は良い。戦闘中にやってることはほぼ同じ内容を繰り返すディベート。悪い作品ではないが前作等と比べると無理してやるような作品でもない。
***********良い点***********
物語の核心につく部分は色々と面白いところが多かった。伏線があったりとね。
シナリオの大まかな流れとしては良く、そこそこは楽しめた。
主人公が最初はスパイで学園に潜入していたあたりのくだりはワクワクしながら読めた。
***********悪い点***********
ただ戦闘描写が非常につまらない。やっていることといえば主人公達が「それでも!」的な事を言って敵が反論して最終的に敵がなし崩し的に納得したり倒されたりということをただひたすらに繰り返す。
何回同じパターンを繰り返すんだよと…
これがまだそれぞれの人物の話を深掘りしてテーマごとに対して口論をしているならまだ許せたが、今作でテーマとなっていることをそれぞれのキャラでただひたすらに口論をしているだけ。非常に陳腐で残念。
また、ある程度はネタ切れなのかなと思うから仕方ない部分もあるかも知れないが大雑把な世界観は普通のファンタジーであまり新鮮味がなかった。前までの作品は大正ロマンや美術の世界観で独特でワクワクするような世界だったんだがね。
声優が微妙(特にサブの男性)なのはまあ許す
絵師が男性の絵を書きなれていないのかどのキャラもあまりかっこよくなかったのも残念。
女の子キャラは可愛いけどね。
***********まとめ***********
バトルものでなければ評価が高くなっていた可能性はある作品
誰かに勧めるならかなり後回しにする作品でもある