テーマは家族。ある意味アンチハーレム。
基本的にハーレム願望を持った主人公が結果的に折れて、各ヒロインの為にハーレム願望を捨て去るというもの。(そして副産物的に家族という体系をとる)
主人公のスケベっぷりが痛快な分、必ずそれを封印する結果に落ち着くのは何とも不可解。
せめて1つでもハーレムルートがあれば、このもやもや感も解消出来たかもしれない。
各4ヒロインは誓約の魔法によって縛られているが、作中でも触れられる通り対価があまりにも大き過ぎる為に呪いにしか見えない。
一応最終ルートにて弁解があるものの、これでは甘言で子供を誑かす魔女のような気も…。
各4ヒロインルートでは魔法が解けずにエンディングを迎えてしまう為、尚更そう思ってしまう。
みのりルート、キコルートは二人の甘えっぷりがとても良かった。
ただみのりルートは他3ルートと比べても異常に重いため、作品全体のバランスを考えてもう少し何とかしてほしかったところ。
ハーレムルートを作るとしたら、魔法の解ける条件を当初主人公が望んだ通り「4人のキョウダイと結ばれる」に改変する辺りだろうか。