抜き&触手ゲーの皮を被ったストーリーゲー
[2008/04/16 コンプにより修正]
触手ゲーとしてのポジションをたもちつつも、ストーリーに力を入れた秀作。
主人公は微妙に一途なので、間違った純愛ゲーの典型です。
脇キャラとしてのギャリコは、ヤンデレ、ロリ、悪魔っ子というあざとい設定。
しかしながら、あえて主人公はアイラス一途とすることで、彼女に眼が向くようなストーリー展開にしている。
シナリオの良さが目立つが、原画のレベルアップも著しい。これが弐のサブ原画と同じなのか?って感じだ。ただ、ちょっと目力がたりないかな。相手をギリッとにらむのは良い表情だけれど、エッチ中の顔が少し硬い感じがした。
あと、BGMが良い。使い処の的確さもあって印象に残った。スタッフコーナーでも述べているが、オーケストラ編成のBGMが雰囲気にマッチしていてる。
以上、総評として虐襲シリーズ単体として楽しめる(むしろ、1・2をしないほうがいい)3/28の中では勝ち組候補と見なしていなかっただけに、いい意味で裏切られたインパクトがあった。楽しんで作った感じがしていて、うまくまとまっている。
戦乙女2もいいけれど、なんというか、王道を貫いている感じがした。
ともかく、新生ANIMの勢いを感じる作品だった。
ここは、いいのを作った後が駄作になる傾向があるので、気を抜かないで欲しい。
本来は95点デキにしたかったが、意気込みに+5点で満点にしました。
だから、次は手を抜いたらだめだめ。
最後にいつもの三人組もいつもよりもシリアスにがんばっていて、愛を感じた。