めでたしめでたし。いい話を読みたい人にオススメ。
めでたしめでたし。
この作品の特徴を一言で表すとこんな感じでしょうか。
おとぎ話という性質をうまく利用した名作です。
全体としてヒロインとコミュニケーションを取るパートと山場のパートがはっきり区分けされており、最後はかならハッピーエンドで終わる。
細かに区切られていたので、時間のない身にはストーリーに入り込みやすくて非常に助かりました。
主人公の性格柄、問題に直面した時の苦悩や、物語全体に散りばめられた謎(=伏線)に関する考察などが少なく、アッサリとした印象でしたが、そこもおとぎ話らしくて良かったです。
4ヒロイン全ルートで思わずホロッとくるような場面も用意されており、いい話を読めたな、と読後感(?)がとても良い作品でした。