エロゲでこのレベルのゲームができるとは!感涙を禁じ得ない。
3Dがものすごく活きていた。
モデリングも素晴らしい。
惜しむらくは、エロシーンが2Dだったこと。
ここまで上手くモデリングできていて、
何故エロシーンに2Dを用いたのか、
疑問に感じたのは私だけではないはずだ。
予算が足りなかったんだろうか。
BGMも非の打ちどころがない。
ストーリは退屈することはなかった。
相当、練りこまれた背景設定が伺える。
が、オチがとっても気に入らなかった。
良くもなかったが、決しても悪くはなかった。
そして、主人公。周知のとおりの人物だが・・・。
当方は、肯定的である。
最高に素晴らしいアニメ「 ふしぎの海のナディア 」に、
でてくるジャンそっくりの主人公には好感すら覚える。
おそらく、この主人公に甘舌なのは、私くらいだろう。
そして、最後にゲーム性。
RPGとして、とても面白かった。
そして、とてもシビアである。
油断していると雑魚キャラにも多大な損害が与えられる。
だから、飽きずに楽しめたに違いない。
絶妙なゲームバランスである。
エクストラボスやパンツなどの究極のアイテム合成は、
とても良いやりこみ要素だったしね。
まぁ、以上のとおり欠点も多い作品ではあるが、
それにあまりある長所が多大で100点以外につける点がない。
以下に、その長所を羅列する。
・果敢に挑戦するエロゲ3Dメーカーにはとても好感が持てる。
・モデリングが素晴らしく3Dキャラはとてもかわいらしい。
・ヌルゲー魔にこびるがごとくゲーム性と異なり、とてもシビアで面白い。
・あれだけの3Dを動かしていながら、低スペックでもちゃんと動く技術力の高さには脱帽。
・やりこみ要素あり。「製作者の手紙」まですべてそろえるには、数百時間のプレーを要するだろう。
こんな素晴らしい作品に出合えるなんて、感涙を禁じ得ない。
エロゲーをやっていてよかったと思える瞬間である。
唯一、不幸な事は、エロゲーを卒業できるのが、もう何年か先になってしまった事ぐらいだろうか。