妖怪の学生として、妖怪の学校に通う主人公のどたばた恋愛劇。全年齢に幅広く受け入れられることを狙っているためか「毒」はあまりありません。しかし、ツンデレ風紀委員などの王道を押さえており、ドキドキして楽しめます。
心に残る名作というわけではありませんが、丁寧に作られており、王道的な「実は優しい不良」とか「ツンデレ風紀委員」などを攻略キャラに押さえており、初心者向きの良作だと思います。
非18禁であるために直接的な描写はありませんが、事前や事後描写はあり、かなり色艶めいたシーンがあります。修学旅行中や学園の保健室や屋上でなにやってんじゃー、という突っ込みをしたくなりましたが(笑)。
あと、遊佐さんや緑川さんなどの有名声優が参加しており、声のよさに満足します。
1周は5、6時間もあれば攻略できます。制限がかかっているキャラもいますが、軽く何周か出来るでしょう。
逆に、軽い気分でプレイを割と出来てしまうため、シリアスなストーリーを期待していた人には少し残念なことになるかもしれません。どうやって、家がない妖怪が弁当作ってこれるんだ?とか、全国に妖怪の学校があって、試験成績をくらべているとか?状況優先で、世界設定が甘いだろうなというところはあります。
設定のほうも、そういう海ノリだからであまり考えないほうがよく、作りこまれていません。
細かく考えると「変」というかいい加減なところもあります。そこは娯楽作品だからと流してしまったほうが楽しめるでしょう。
また、主人公が好き嫌い別れるタイプかもしれません。そこそこ実際にいるタイプなのですが、恋愛にあまり興味はなく、どちらかというと友達と遊ぶのが好きというタイプで、鈍感でお子さまな方向性のキャラです。それでいて、頭や容姿、運動能力などに優れているというために、周囲をあまり気にしないので、人によっては無神経で傲慢という感じに受け取る人もいるかもしれません。
そのへん、人によって魅力が変わるでしょう。
・CG鑑賞(差分ごとに別枠)
遠野/104枠、密/98枠 、由良城/100枠、日比谷京極/120枠、飛浦/23枠、和泉/105枠、和歌子/25枠、その他/49枠
・シーン回想
遠野17(イベント14、ED3)、密21(イベント15、ED6)、由良城18(イベント14、ED4)、日比谷京極21(イベント15、ED6)、飛浦7 (イベント4、ED3)、和泉17(イベント14、ED3)、和歌子5(イベント4、ED1),その他13(OP(序章イベント)3、OPムービー1、共通イベント6、エンドロール3種)
・おまけ(キャラ攻略ごとに追加)
妖怪史(作品世界の登場妖怪のキャラ紹介)、妖術基礎1、妖術基礎2、夜休み、実技、放課後の5つのミニゲーム
(その他声優)
ヨシダマスミ、アカギススム、タカナシケンゴ、モギタカマサ、シノハラタクム、タクミヤスアキ、カンダミカ、ケイチョウユカ、イシダカヨ、ハガイマリ