ある意味インチキともいえる作品です。実質2作品同梱作品といってもいいので。まちがいなく良作で、プレイすること勧めます。。退屈といわれるEXTRA編も青春学園物としてよい出来です。主人公もかっこいいです。
コンシューマーなので、EXTRA編で70、後半で68点なのですが、二つ足すと100点超えるんですよね…。
完全にひとつの作品というより、連作の2作を1作にまとめたような形での発売なので、2作品あわせての評価が正しいことになりますし。
点数が低いのは、このVerは非18禁ということで、エロ点が加算されていないのと、ゲーム性要素が薄いからです。
どうでもいいことですが、作中で、バー○ャ・ロンやっていて、懐かしくてプレイしたくなりました。
舞台が横浜でわかりやすく、主人公たちがいったのは、あそこのゲーセンかと懐かしくなりました。学校は山手あたりになるのでしょうか。
開始直後の「幼馴染がアンモナイトの化石を割ったのをかばってくれた」どうこうは、懐かしの「センチメンタル・グラフティ」の妙子の話にのパロディでしょうか。
前半のEXTRA編は「退屈」「前座と思って我慢しろ」等といわれていて、評価は低いですが、青春物として十分良い出来です。
親とのありかたに悩んだり、お金や権力で解決できずに、恋愛で苦しんだりと、一部の設定のトンデモさはともかく、
その見せ掛けのような設定を除けば、リアルでよくあるような若者の青春を描けていると思います。
そうやって、素晴らしい青春を送ったと思い、輝かしい未来を信じて、前に進もうという終わりを迎えた後で、
色々失い、一からの新生活を始めるという・・・高校生から大学生になることへのある種の比喩要素もありそうです。
色々な甘さを指摘されながらも、平和な世界の学生としての理想主義を失わずに、前にむかって、仲間と駆け抜けようとする主人公のタケルちゃんはかっこいいです。
ひとつひとつは当たり前のことでも、登場人物が、動いて、感じる姿がダイレクトに伝わってくるので、心に響きます。