酷評されていますが、酷評されるほど悪い出来とは思いません。良くも悪くも、値段相応の出来だな、という感想です。個人的には、前半と同程度の異能バトルで、面白さのレベルがそんなに変わったとは思いません。「サイレントナイト翔」とか「サスケ忍伝」とか「魔神竜バリオン」くらいには楽しめると思います。
確かに、商業で出来ないような話でない、異能バトルものですから、選択肢でるなど、お金をかけて商業で作ればよかったんじゃないかなー、とは思いました。
文章の問題もありますが、感情移入が弱い原因は、短いことや行動の選択ができないので、主人公たちの行動をみていることだけなどがあると思います。
ボリューム増やせば、同じような内容でも、もうちょっと変わるとは思います。
このキャラクターはここでこう行動するから助かるとか、周回したら別の結末がでるとかあれば、評価もかわった気がします。
他の人が、「奇麗事ばっかり言っている」とか「酔っているような文章」みたいなことで批判していますが、
主人公達は、高校一年生で、それこそ、リアル厨二年齢で違和感があんまりなかったです。
なにせ、半年前まで中学生やっていたような年齢の存在が、奇麗事で意見コロコロぐらつくらいありと思いますし。
まあ、ライターさんの考える、「自分のやりたい話」というおしつけが強いので、あの結末とかちょっとどうだろうとかいう気はするのですが。
フルボイスですし、期待しないで遊ぶ分にはそんなに悪くはないと思います。
前半からの流れになりますけど、日常パートが少ないのが感情移入を弱くしている一因だとは思います。
そのあたりのイベントをもっと充実させるだけでも変わるとは思います。それと登場キャラクターをあまり活かしていないのはもったいないです。
しかし、そのへんは「同人作品だしなぁ」と思えばしかたないという感じです。