元ネタのキャラとの性格の違いが気になった
この作品を、あくまで元ネタ作品の2次創作としてみるならば、全体を通して環や委員長の性格・行動に違和感を覚えた。あれっ、このキャラってこんなに単純なの?簡単に襲われちゃうの?という感じで。
ただ、この作品はとても安価であり、限られた枠内でストーリーを展開していく必要性があるため、また、あまりにエグい陵辱にならないようにするためには、上記のような性格づけはいわば「お約束」なのだろう。そういう部分が気になるかならないか、という点が、ユーザーによって評価を分けるかもしれない。
アニメーションに力が入れられており、シーン数もこの価格帯にしてはそれなりに多い。これらの点は加点要素とした。
しかし、プレイ時間は非常に短く、あっけなく1時間もない間に終わってしまった。また、肝心のHシーンのパターンが限られており、動いている部分も期待したほど多くなく、やや単調さを感じた。「もう1箇所動いてれば」と思うシーンが多かった。さらに、オートモードが非常に使いづらい。台詞の部分は全部読み終わるまで次にいかないので割と時間に余裕があるのに対し、文章は読みきれないうちに次にいってしまう。ここの調節機能が無いというのは残念だった。
総じてどの要素も可能性を感じるものの「あと一歩」感が否めず、やや低めの評価ということになった。と書きつつ、愛佳・郁乃姉妹が好きな私は、『アナザードールズ』を買おうかどうか迷っていたりするのだが(苦笑)。