細部まで良く作りこまれている。夢中になってプレイした。長いが、最後まで進めて「世界の秘密」に迫るべし。
作品の中心部分である鈴エンド→Refrainの部分は本当に素晴らしい。感動できる作品なので、長い作品だが投げずに最後までプレイすることに価値があると思う。また、分岐が非常に効果的に作られており、数回プレイしてもなお、共通ルートに細かい未読部分が残っていたりする。一からプレイしても、毎回新たな発見ができるようなゲームである。
ただ、キャラクターの個別EDの質にムラがあるように感じたため、若干減点した。非常に感動できるものと、盛り上がりが無いまま終わってしまうものがあるように感じる。また、世界観の正確な把握が難しく、途中、良く判らないまま進めなければならない部分もあった。これをどう評価するのかは、人それぞれだとおもう。
エクスタシーで追加されたルートの中では、佐々美ルートが良いとおもう。泣いてしまった。ただ、このストーリーは佐々美と主人公というより、佐々美と猫の物語だが。
共通ルートのミニゲームがとても面白く、それだけで何時間も楽しめるほど作りこまれているものもある。遊び要素も満載の楽しめる作品。全部クリアすると理樹と鈴の野球ゲーム等の基礎値が上がっているっぽい(？)。これも、「乗り越えた」からなのか。急に勝ちやすくなった気がする。