良作。
世界観、背景BGMを含む演出、ヒロインの個性、各√の完成度は、上半期のトップ5に入ってもいいレベル。
中盤あたりの中だるみと後半の超展開が気になったが、起承転結の"起"と"結"がしっかりとしたシナリオなので、流し読みしてても感動できる。
複線回収もしっかりと、ミスリードを誘う書き方にも魅せられた。
1クリックで数年経過したり(ちょこ√)、
もうちょっとだけ続くんじゃが更に続いたり(咲良√)、
キーパーソンのキャラがウザかったり(花珠√)、
propellerお決まりの露骨な宣伝があったり、つまらなすぎる日常パートが苦痛だったりと、要所要所で不満点はあるけれど、やって良かったと思える作品だった。
"うそ"を前面に押し出した新鮮かつ斬新な設定だが、これでもかというくらいに連呼されるのでしつこいのが苦手な人は注意。
個人的に好きだった要素
・序章からOPまでの流れ
・"本物"を自称する夕陽さんの傍観者的ポジション
・"そのうそ、ほんと"