結局の所、プレイを終えた時に名残惜しさがあれば、それは少なくとも良作と言えるのではないだろうか
・シナリオ
笑いと泣き、葛藤など、詰め込むべきものがある程度入れられていて良い。特に笑いに関して言えば、安易なパロネタに頼らずに掛け合いで作り出しているのは評価すべき点。ただし、いつも同じようなパターンになってしまっているのは残念。
また、杏奈ルートのエピローグは少々納得できない面も。まぁ人を形作るための大きな要素の一つが記憶なので、そういう意味では当然と言えば当然でもある。とりあえず、ハッピーエンドにはなっていたのは良かった。
一つ一つのルートが少々長いが、終わってみればこれはこれで良かったのかと。
欲を言えば、サブヒロインになっている人たちのルートも欲しかった。まぁメーカー的にはいつものことか。攻略可能にすると、シナリオがさらに長くなってしまうし。
・キャラ/声
ほぼ不満はない。
伊織はルートに入らない場合、ほぼ全ての会話が同じネタになってしまっているのが残念。
・音楽
文句なし。シーンとのマッチングも良い。橋本さんの歌声は、メーカーの作風に合っていると思う。
・絵
立ち絵、一枚絵共に綺麗でほぼ文句なし。
・エロ
モザイクは濃く、その下もちゃんと描かれていないような。テキストや演技にはほぼ問題はない。
・システム
良い。最近のエロゲはここまでできるのか、という感じ。
・感想
私は紅茶嫌いの緑茶派なので、そこは感情移入できませんでした。
FDがあれば良かったなぁ。