なぜセイクリッドリネージュが素晴らしかったのかというと
セイクリッドクレールとセイクリッドノワール二人のメインヒロインたちが、どれだけ犯されても気高い心を持ち続けた「正真正銘の正義のヒロイン」だったからに他ならない。
簡単に折れない&堕ちないからこそ、プレーヤーはその可憐で高潔な戦うヒロインを何としてでも堕としてやろうと執着するわけである。
・・・そんなセイクリッドリネージュのノリを期待して本作を買ったのだが、正直ちょっと残念だった。
メインヒロインのレナは戦うヒロインと言いつつもヒロインの皮を一枚剥いだくらいで簡単にアンアン喘ぎまくる生まれつきのビッチだ。
「尻でイクと言え!」→「そんな恥ずかしいこと絶対に言えません!」→「お尻でイっクうううううう!」(その間、わずか数行)
エロシーンは基本的にこんな感じ。
古き良きTriangleの「なぜか自分で実況中継しながら犯されるヒロイン」という特徴も復活気味だったので、個人的な嗜好とややズレていた。
昔から根強く続いてきたシチュではあるわけだし、これはこれで好きな人はいるんだろうなあ。まあ当方としては残念だったというだけの話で、逆にそれが好きな人は買いでいいと思われる。
むしろ魂的に高潔だったのはメインヒロインのレナよりもサブヒロインのエリカの方。清く正しくノブレス・オブリージュなプリンセスキャラで非常に好感が持てた。エリカのシーンがもうちょっと多ければ満足度も高かったのだが、本作はセイクリッドリネージュのようにWヒロインという扱いではなくエリカは完全なサブ扱いなのがこれまた残念だった。
ちなみにエリカとアリシアの原画はかなり好み。おっぱいも太ももも柔らかそうで素敵です。次回もこの人使ってほしい。
結局のところ本作の評価点は、レナを気に入るかどうかにかかってくるのだと思われる。
本作に関してはリメイクなのに事前調査を怠ってたお前が悪いだろって感じはするけど、次の作品はできればセイクリッドリネージュの路線に回帰してほしいなあ。