一味も二味も違うテキストは、間違いなく一級品。本格派18禁ハードボイルドノベル。
舞台が大正。主人公が女性で探偵、という異色のハードボイルド。
殺人事件が発端として物語が始まるので、
ミステリ調ですが、ミステリが主眼ではありません。
前作に続き、陵辱シーンが痛ましく、
(ハード、というわけではなく年齢が低い少女の為)その点が個人的にはマイナスだが、
間違いなくテキストは一級品の、本格派18禁ノベル。
主人公の女性の愛・性・そして生き様を、
(アニメやゲームのような過度な)演出にもたれることなくしっかりと書いています。
なかなか読み応えのある、芯のあるいい作品でした。