二階堂真紅がカワイイ理由を考察する
二階堂真紅がカワイイ理由として以下の点が考えられる
1.純情で無垢で一途
2.気遣いが完璧で且つ優しい
3.重い過去による保護欲
4.環境による相乗効果
5.外見およびCG
このひとつひとつについて考察する
1.純情で無垢で一途
いろとりどりのセカイでは魔法使いとして半透明な姿で長年に渡り悠馬をサポートしてきた訳だが、とにもかくにも一途なのである。そもそも一途じゃないヒロインなんてメインキャラではほぼ存在しない(と思う)が、主人公を想う年数が格段に違う。しかも主人公および読み手視点からしても真紅との距離がかなり近いのでその一途っぷりが直で感じられる。「後で分かったことだが」みたいな流れのシナリオは数多くあるがこのゲームは既にそこに居るわけで……
また「エッチなことはきらいだ」という口グセのような発言から純粋無垢っぷりが伺える。きらいだきらいだ言いながらも悠馬の変態行動に押し倒され少し嫌がりながらも乱れる姿は素晴らしいまでに絵となる。
2.気遣いが完璧且つ優しい
優しさ溢れるキャラはそりゃ人気になる。喧嘩を好まないキャラだけあって言葉の機転が利くのは素晴らしい。特に真紅の言い回しはセリフ集として本を刊行しても売れるだろう。心に響くセリフで溢れかえっていると感じた。それゆえに人間性としても完成度が高く映る。
3.シリアスによる保護欲
まぁいろとりどりのセカイでは加奈の過去のがシリアスだなぁと思いましたけど、トータルで考えると関わっている時間が長い分、真紅のシリアスもなかなか重い。このシナリオライター凄いよ、まずプレイヤーが予想する展開をことごとく潰しにかかってくる。簡単に幸せな展開にはさせないぞと言わんばかりに容赦なくシリアスをぶっこんでくる。そして学習して身構えた所で夢オチとか平気で使ってきて唖然とさせるというとんでもない策士である。
そんなシリアスと幸せがカオスなシナリオのヒロインとかそりゃあ保護欲のひとつやふたつも当然なわけである。こればかりは全作プレイしないと理解できないね、真紅はどんだけ不幸属性なんだよと、まぁ悠馬の責任が大いにあるのが最大の理由だが。
4.環境による相乗効果
真紅以外のキャラ、つまり加奈や澪や鏡やつかさや藍や青空ちゃんなどが該当する訳だが、とにかくインパクトが凄いというかクセの強いキャラばかりである、青空ちゃんはそうでもないか、年齢相応の可愛さだし。それに世界観もかなり独特、とんでもなく非現実空間な訳である。この中で真紅というキャラが誕生したからこそ、ずっと主人公の味方でいてくれる存在だからこそ、その価値が大きく上がったのだと考える。一途というところと少しダブる感想になるが、どんだけ主人公の悠馬が敵に囲まれ非難されようとも、どんだけセカイがぐちゃぐちゃになろうとも最後まで悠馬を信じぬくその姿はヒロインナンバーワンの座に君臨するだけの人格はあると評価する。こんなとんでもない世界観にドンピシャな存在であるからこそこのキャラがとても輝いて見えた。
5.外見およびCG
自分はコレに尽きる。外見ヤバいっしょ、ロリに制服に白衣とかもう反則級のコス……衣装であり、それに金髪ツインテとかそりゃちっちゃい子ファンにとっては万人受け要素の塊ですわ。
いろとりどりのヒカリから散々言ってるがCGの笑顔が本当に素晴らしい。お風呂のとこのにへら顔アレ何だよ可愛すぎるだろ、ED前のウエディングドレス姿アレ何だよもう綺麗すぎて圧倒されたわ。
以上、二階堂真紅がカワイイ理由として考えられることを挙げてみた。二階堂真紅くらいになると何をヤらせても可愛く纏まるのは今作で理解できた。最後の締めくくりもキレイに終わったし3作通じて見るとそんなに悪くない作品だったかなぁと思える。演出とはいえテキストの水増しがなく読みやすけりゃもっともっと評価されるとおもうんだがなぁ……。まぁ予測不可能なうえに伏線もしっかり回収されているかなり完成度の高いシナリオと、真紅という最強キャラを確立させたこのシナリオライター及び絵師は本当に凄いと思う。真紅は皆の嫁。総計60~70時間かけた価値はありました。